知佳
2024/01/15 (月) 14:40:20
a3daf@909a7
漢の荒い息遣いを耳にしながら
(困ったわ……) 右にしようか、それとも左が良いかと思い悩むがやがて、また眠気が強くなってきた。 起きていようと思っても、瞼がどんどん重くなる。
(もう……いいか。 このまま寝てらた、そのうち着くかも —— )
睡魔に負け、諦めが心を支配しかける。 その時、前の席から後ろの席に移って来る漢を、ぼやけてくる視界の中で捉えた。
相変わらずニヤニヤ笑う漢は、この瞬間も勃起させていた。 ズボンの前が、信じられないほど大きく盛り上がっていたのだ。
(凄いわ……あんなに大きいなんて)
しかしその驚きも、目を覚まさせる役には立たなかった。
(多分ウチが眠ったら、あの漢はウチを犯すんだ)
そうに違いないと分かっていても、躰が動かない。 それどころかむしろ、それでも構わないとさえ思い始めていた。
(…残念……だなぁ。 ウチは寝ちゃう……から、夢の中でしか……気持ち……よく……なれないのよね……)
目と鼻の先にやって来た漢の荒い息づかいを耳にしながら、知佳は眠りに落ちた —— 。
夢の中で何故か知佳は、深夜勤をほっぽらかし待機室で寝入っていた。 そこに、何処から侵入して来たのか知らないが、あのニヤつく漢が入り込み、背を向け横になる知佳の尻に触って来た。
続きを読む
通報 ...