知佳
2024/01/14 (日) 17:13:35
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知佳 羞恥にまみれる
知佳が我に返った時、目の前にバスが止まっていた。 「あっ、いっけない!」 声に出し、慌てて立ち上がろうとして気が付く。 自分が股を広げて、パンツの中心を弄っていたことに。
(いやだぁ。ウチったら何を!?)
頬をカァーッと火照らせながらも、覚束ない足取りでバスに乗り込む。 妙に膝がガクガクしたのだ。
そのとき、知佳は視界の端に、一番最後に乗り込む人影を捉えていた。
ドアが閉まり、バスが走り出す。 このバス停で乗って来た人は他に誰もいなかった。 シートに腰を下ろした知佳は、そこに至ってようやく、たった今見ていた夢の内容を思い出した。
(ああ、なんて夢を見ていたんだろう……)
もはや恥ずかしいというよりも、我ながら呆れてしまう。 今回は夢の中で、それが夢であるとは気づかなかったものの、やはり淫夢であった。 しかも突拍子もない内容の。
(だいたい、どうして彼とあの子が付き合ったりするのよ?)
同じ施設内で働いてるとはいえ、ふたりの接点など何もない。 それに、如何にも素人っぽげなあの子は、男性職員たちは知らないだろうが、どうやらAV出演のようなことをやらかしており、それも過去一度や二度ではないようなのだ。 要は、知ってる人間を勝手に登場させたということなのだろう。
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