知佳
2024/01/03 (水) 09:00:23
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「援交ブルース (援助交際撲滅キャンペーン作品)」 第9話 Shyrock作
それからどれだけの時間が過ぎたのだろう。 散々攻め抜かれて綿のようにぐったりと横たわっている私の身体に、何枚かの万円札が舞って来た。「ふふっ、たっぷりと楽しませてもらったぜ。約束どおり6枚置いとくぜ。じゃあな、お嬢ちゃんよ」
「へっへっへ、2本同時にぶちこまれてまだ身体が痺れてんのか?じゃあまたな。バイバイ~」
(カチャ……)
嵐は去って行った。
私の心と身体に深い爪痕を残して。
私はしばらくの間何をする気にもなれずベッドでぐったりとしていたが、やっとの思いで立ち上がり風呂場へと向った。
コックを捻り熱いシャワーを浴びた。
汚れてしまった身体を指でごしごしと擦る。
口惜しさでまた涙が溢れてきたが、すぐにシャワーの湯に混じってしまった。
バスタオルで身体を拭いていると、ふと車井山さんの顔が浮かんだ。
髪を乾かして制服を着終えた頃、静かな部屋に突然スマホが振動した。
(誰かな?)
(ブ~ブ~ブ~)
それはみゆきからのラインでたった一行の他愛ないものだった。
「みゆきか……」
その時私にある一つのことが閃いた。
「あ、そうだ」
私はカバンを覗き1枚の名刺を取り出した。
今日、車井山さんからもらったものだ。
名刺には会社名や会社の電話番号が書かれている。
https://letsgochika.jp/blog-entry-19778.html
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