札学心理学

22裁判心理学 / 198

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課題6
供述へのアプローチ、供述分析の技法について

その供述が体験によって得られた内容のものかそうでないかの違いは非常に大事です。
特に聴取の際のCQなどから得た情報を自分のものだと考えてしまったた場合、元の純粋な記憶が歪んでしまう上に冤罪すら生みかねない行為になってしまいます。
そのため、浜田氏の供述分析のやり方である、調書の内容の変遷を辿るというものは、どこで記憶が捻じ曲がったのか、何か聴取の際に得た情報によるものなのかなどが分かりやすく、非常にいいと思います。
ただ心理学者としてであるなら、「聴取のここに違いがあるから嘘、もしくは記憶の捏造があるぞ。つまりこの供述が嘘なら…」という捜査の真似をするのは好ましくないため、そう思ったとしても、分析内容に私見を織り交ぜないようにする工夫が必要だと考えます。
例えば、複数の心理学者で同じ供述について分析し、純粋な心理状態を確かめるなどの方法が挙げられるのではないかと私は思いました。

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