札学心理学

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課題4 目撃証言
15m以上の距離で、「 目撃時間は過大評価される 」について、距離が遠すぎると、人物が被疑者に行った犯罪行為の開始時間を判断することができないためです。実際の犯罪時間よりも短いこともあれば、長いこともあり、必ずしも犯罪時間が長くなるわけではありません。
「情動は記憶を阻害する、中心的情報は阻害されず」という場合、ある容疑者から被害を受けた経験を持つ目撃者が、その容疑者の特徴を持つ人を選好する傾向があるため、中心的な情報が阻害されることもあります。それは目撃者の心の動きに起因します。自分の心の意思に邪魔されず、目撃者が被疑者をより正確に識別できるようにする方法を研究すべきだと考えています。
 犯人が凶器を持っているときに「顔の記憶が不正確になることで生じると考えられている 」のは、必ずしも顔の記憶が正確でないからというわけではありません。凶器を持っていることで、自分の生存や安全に注意が向けられるようになり、犯人が持っている凶器に注意が向いて、顔への注意力が低下するからかもしれません。これは目撃者の主観的な感情ですから、自分の保身のためにも凶器には細心の注意を払わなければなりません。

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