札学心理学

22心理学(3) / 1363

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問題3
「ミーム」(3章)と「ステレオタイプ」(9章)

ミームは脳に蓄えられた、文化を創り出す情報のことであり、ステレオタイプは特定の社会的集団に関する知識、信念、期待によって構成された知識構造です。この二つの関連性ですが、ずばり、ミームがステレオタイプを形成する要因になりうるという考えです。尾鍋(2002)によるとミームは分類分けでき、その中に関連付けミームというものがあります。関連付けミームはミーム同士を関連づけるとこにより、ある物事(ミーム)によって別の感覚や考え(ミーム)が心に浮かぶ引き金となることとあります。例を挙げると、何かのにおいを嗅いで、過去の記憶を思い出すのは、においと記憶の関連づけミームがあるからです。また、「学校」という言葉を聞いて、自分の「学校での体験」が心に浮かぶのは、学校と「自分の体験」との関連づけミームが心にあるからです。このミームはステレオタイプにも言えるのではないかと考えます。何かのにおいや言葉というのを「社会的集団」に置き換え考えると、それはステレオタイプであるといえると考えます。例として挙げるのであれば「先生」という言葉を聞いて、自分の過去を思い出し「よく怒られていた」と考えるとします。ここまではミームですが、他の人も過去の記憶で「よく怒られていた」と考えていたならば、先生=怒こりやすい人というステレオタイプが形成されるといえます。したがって、ミームがステレオタイプを形成する要因になりうると考えます。

参照文献
尾鍋史彦.パピルス.2002-10. chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.jstage.jst.go.jp/article/jtappij1955/56/10/56_10_1524/_pdf.  (2023-02-03)

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