札学心理学

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問題3
「楽観主義」(10章)と「論理療法」(12章)
 論理療法とは、何か問題となる出来事が起きて悩みや心の病が生じている場合に、その原因が認知の歪みにあると考えるものである。論理療法を提唱したエリスは、出来事に対する受け止め方が過度に自分に責任があると感じてしまう場合に、うつ病などの望ましくない結果が生じてしまうと考え、この誤った受け止め方や歪んだ認知を修正することができると考えた。この修正の結果、どのようになるべきかというのの一つに楽観主義があると考えられる。楽観主義は、悪いことはその場限り、悪い出来事は他人や環境のせい、悪い出来事はすぐ終わる、という考え方であり自尊心の低減や抑うつ気分が生じることを避けやすいものである。すべて自分に責任があるという考え方から、楽観主義へと論理療法を使って改善していくことでうつ病の発生を防ぐことができるようになるため、楽観主義と論理療法は関連しているといえる。

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