札学心理学

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問題2
カント(1章)
カントは「自然の形而上学」というものにおいて心理学にふれ、心理学の対象となる存在は大きさや形、重さなどがない存在のため、自然科学の対象とはなりえないという不可能性の主張を行った。カントは「自然の形而上学」というものを哲学と数学との関係で捉えたり、経験てきなものから捉えたりして、認識を深めていっていた。
カントがこのように「自然の形而上学」をもとに心理学のことについて深く考え、心理学は学問とするのに無理があると言わなければ、そんなことはないと反論してくる人はいなく、なかなか心理学についての研究が進まなかったかもしれない。よってカントは心理学の発展に貢献した人物であるといえる。
https://kochi.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=4538&item_no=1&attribute_id=17&file_no=1

ラザルス(7章)
ラザルスはフォルクマンとともに認知行動理論による、ストレス反応に影響を与える要因としてストレスの認知的評価モデルというものを提唱した。この認知的評価モデルでラザルスは、ストレスに対する一次評価と二次評価、ストレスコーピングという3つのあり方が大きいことを示した。まず、一次評価とは、ストレッサーにさらされた時にそれがどのくらい自分にとって悪影響をもたらすのかという評価が行われることである。その時同時に抑うつや不安、怒りなどのネガティブな情動も現れる。次の二次評価とは、そのストレッサーに対してストレスを軽減する方向で情動をコントロールすることができるのかという対処の可能性の評価が行われることである。そして、このストレッサーを解決するため、心理的な負担感を減らすために何らかの行動をとることをストレスコーピングという。ラザルスが認知的評価モデルを示してくれたことで、自分がどのようにストレッサーを評価しているかということがわかり、その評価からどんな対応をしていけばストレスと向き合っていけるのかを私たちは学ぶことができた。このことからラザルスはストレス社会の解決方法を導く第一歩になったといえるため貢献しているといえる。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhas/6/2/6_2_2_1/_pdf/-char/ja

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