札学心理学

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問題2
「E.シュプランガ―」(5章)
シュプランガ―はドイツの哲学者・教育学者で、自身の著書『生の諸形式』で人生の中で何を一番大切と考えるかという価値観で性格を分ける価値類型論を提唱しました。
価値類型論とは文化に対する人間の関わり方から個人の性格を形成し、性格を「権力・経済・社会・審美・理論・宗教」の六種類に分類して表した理論です。
・権力が大切で勝利を求める権力志向型
・お金が大切で結果を求める経済思考型
・仲間が大切で協調を求める社会志向型
・感性が大切で美学を求める審美志向型
・理屈が大切で真理を求める理論志向型
・道徳が大切で救済を求める宗教志向型
人が何に価値を置いているかを主にこの6つの価値観の型の志向に分けて考えているのが価値類型論です。この理論における自己診断などをすることで自分がどのタイプの志向が強いかが考えられ、人間関係の中で「あの人とは性格が合わない」と言ったりすることをこの価値観が性格を決めているとすれば説明することができます。
シュプランガ―の価値類型論は6つの価値観に分けて考えていて、どのタイプの価値観がどんな時に強く出るかを自分で確認して自分の価値観を確認できる考えで、価値観についての類型論を考えるうえで貢献していると思います。
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「P.エクマン」8章
ポール・エクマンはアメリカの心理学者で、20世紀で最も影響のある心理学者の1人に挙げられるほどの学者であり、世界的に著名な顔の表情や嘘つきの研究者です。
エクマンによると、人間には「驚き・恐怖・嫌悪・怒り・喜び・悲しみ」の6つの感情があり、これらは世界共通の表情となっています。さらにその顔の動きを表す単位としてアクション・ユニットとして定義しました。
エクマンはあらゆる表情を分析するためにFACS(顔動作記述システム)というシステムを考案しました。このシステムは表情に関連する心理学や、精神医学や情報工学などの幅広い分野で活用されています。
そしてこのエクマンの表情分析をテーマにしてエクマンをモデルとした主人公による「Lie to me」という海外ドラマも存在します。
エクマンのこの6つの表情からなる研究は心理学などの学問だけでなく、ドラマといったエンタメにも影響を与えている学者であり、心理学の中でもとても多大な貢献をしていると思いました。
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