札学心理学

22心理学(3) / 1305

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問題2
3章 バンデューラ
バンデューラは、それまで主流であった個人単位での行動学習という考え方とは異なる社会単位での行動学習である社会的学習理論を提唱し、その理論を広めた人物である。
観察学習とは、他者の行動を観察・模倣することで観察者が新たな行動を獲得することである。観察学習は、1.注意過程、2.保持過程、3.運動再生過程、4.動機づけ過程の4つのプロセスに分けることができる。また、教科書で述べられている他個体の行動による賞罰を観察することによる行動の強化は特に代理経験といわれている。社会的学習理論はこのように、個人の経験だけでなく他者の影響を受けて行動を学習するという理論である。
バンデューラの考え方は、人間はこれまでの直接学習より、他者との観察学習のほうが優勢であるというもので、この考え方は学習心理学や発達心理学などで広まった。

https://psychologist.x0.com/terms/114.html

5章
H.オールポート
オールポートは、特性論を提唱した人物である。特性論とは、人の性格を「やさしい」や「神経質」という特性を組み合わせ、かつ「とても」、「たまに」などの量的な」表現も使うことで性格を細かく記述するという立場のことをいう。
オールポートは、22歳の時にフロイトと出会ったが、そこでフロイトの無意識の働きの考えに疑問を抱いた。このことがきっかけになり、特性を個人が固有に持つ「個人的特性」と多くの人に共通する「共通特性」に分別したうえで、他者との比較が可能な「共通特性」を使い、人の特性を表した。そして、特性は目に見えない深層的なものでなく言葉で表現されるという語彙仮説を考え人の特性を表す言葉を辞書から1万7953語を抜き出した。オールポートの提唱した特性論は個人の比較がしやすく、パーソナリティ研究に大きく貢献した。

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