札学心理学

22心理学(3) / 1250

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学期末特別企画
[問題2]
 「文化差」は「利用可能性ヒューリスティック」と「錯誤相関」の結果に過ぎないもので、違いはないと考える。文化の解釈としてトリアンディスは、国や地域のレベルではなく個人レベルでの個人主義的傾向・集団主義的傾向について論じている。彼によれば、人は誰しもこの2つの側面を持ち合わせているが、どの文化に生きるかによって、どちらの事態をより多く経験するかが異なるという。これは、経験を通してその文化に合致する思考や行動を学習し、個人に内面化されるという考え方である。しかし近年では、個人に内面化された価値や信念よりも、『価値や信念が周囲の人々に共有されている』という考え方が、人々の行動傾向の規定因としてより重要であるという指摘もされているため、違いはないと考えた。

― 参考文献 ―
有斐閣(2010)「社会心理学 (New Liberal Arts Selection) 」

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  • 1272

     問題2: 「文化とはこういうものだ」という主張を、トリアンディスの論文を引用しながら提示しているのだと思います。しかし、ただそれだけです。「利用可能性ヒューリスティック」と「錯誤相関」の結果ではないということを、加えて主張しないと、この問題に解答したことにはならないです。
     「トリアンディス」とは研究者名ですね。この人のどの論文ですか。有斐閣の「社会心理学」に掲載されていた論文ですか。この本の引用文献欄をみて、トリアンディスのどの論文かを特定してください。また、孫引きをすることになると思いますが、その際の書き方は直前の方の投稿を参照してください。有斐閣は出版元なので「有斐閣(2010)」と書くのはおかしいです。著者がいますので、そらちを書くべきです。

    2点差し上げます。