札学心理学

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12章の課題

課題3.認知行動療法とは、クライアントの症状や問題の原因を不適応的な行動や認知と考え、それらを適応的なものに変えていくことで症状や問題の克服を目指す心理療法である。この認知行動療法は認知に働きかける「論理療法」と、行動に働きかける「行動療法」を組み合わせたものである。論理療法とは、不合理な信念、つまりは誤った物事の捉え方が問題を起こしていると考え、それを論理的な考え方を通して修正することで改善を目指す心理療法である。しかし、理屈ではわかっているがどうしようもできないというように、人の物事の捉え方を変えるのは難しい。そこで、認知行動療法では、認知よりも変容させやすい行動を扱う行動療法の視点を取り入れた。行動療法とは、学習によって不適応行動を弱め、新たに適応的な行動を獲得することで問題の解決を目指す心理療法である。認知行動療法は、問題の原因だが変えづらい認知を扱うために、より変容させやすい行動を扱うという視点を取り入れた。そうすることで、より問題解決に効果的なアプローチをすることが可能になった。

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