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書いた話の反省点ログ【コメント不可】

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書いた話の反省点をおのれのためにメモしておく場所です

こへ
作成: 2023/04/08 (土) 18:01:57
最終更新: 2023/09/21 (木) 16:44:14
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こへ 2023/04/08 (土) 18:29:15

2022年3月8日に残したメモの転記(きみにくるくる)

まだ書いている途中ではあるが、終わりが見えてきて「これでいいのか」と結構迷いがあるので、次回に活かすためにいま考えている課題をまとめておこう。

課題1
ボードの段階で「なんとなく行けそうだな」とはじめたものの、構成が甘かった。もっと第2ターニングポイントの前後を詰めて考えるべきだった。特に、絶望的な状況からの反転になるところなので、それなりの説得力は必要。
あと、描写がしつこくならないようにすべき。多分読んでいるほうは「もういいから先に進んでよ」という気もちになる。

課題2
それでいうと、「すべてを失って」も、もっと考えをまとめたうえで進めるべきだったのでは。まあ今回は小規模にしてみようと方向転換した経緯はあったが、このへんふわっとしたまま「なんとかなるかな」という甘い認識で進んでしまったのはよくなかった。もっと、書きはじめる前にボードを詰めていくべきであったような気がする。

課題3
ボードの段階で、「この人が実際に生きてたら、どんな行動をとるかな」といった想像力が足りなかった。
まずぼんやりとストーリーを考え、起伏をつくって、ということを人為的にしてみたのはよかったが、そこと生きた人間としての言動の連動がうまく組み込まれてこそエンターテイメントといえるのではないか。
途中で気づいて方針転換できたのはまだよかったが、ボードの段階でもっと真剣に想像できていたらもう少しスムーズに進められたし、なおかつもう少し深堀りもできた気がする。

課題4
今回、「同じできごとでも、人によっておぼえていることは違ったりするよね」みたいな、記憶の非対称性とでもいうべきものをギミックとして組み込めないかと思っていたのだが、想像以上に難しかった。
そのあたりの試みが成功したかは、書き上げてみて、時間が経って振り返らないといけないだろうが、ちょっとしつこいというか、ムダに引っ張ってしまったのではという反省点をいまは感じている。

2

2022年3月10日課題の追加

課題5
ボードの段階でもっと登場人物の感情を整理しておいたほうがよかったのでは。
起伏をある程度設計しておくというか(人為的になっては意味がないので、どこまで想像できるかだが)

課題6
各話の終わり、もっとヒキを意識して盛り込むべきだったのではないか。
連載漫画なんかは当然のようにやっているわけで、洗練されたテクニックということもできる気がする。
つづけて読んでもらえるのを当然と思わないこと。

4
こへ 2023/04/09 (日) 13:46:05

シニガミちゃん課題

  1. シニガミちゃんの目的を開示するところは明らかに二幕のプロットポイントであるべきで、それは事前に考えていたところからぼんやり想定はできていたのだが、やはりもうひと展開なにかつくるべきだった。あと、そこに至るまでに長々と書きすぎた(バランスがわるかった)

  2. いままで助けてきた人たちが最後に助けてくれる展開のほうが物語的におもしろかったのでは?

  3. 火事がトラウマで、克服するような展開でもよかったのではないか

  4. 自殺からはじまるというのは、あんまりよくなかったんだろうか。カクヨムのユーザーに合っていないのか、時流から外れてるだけなのか、なんらかの検証すべきでは

  5. 事前に三幕構成として想定してた流れと、実際に書き進めたあとに感じる流れはやっぱり違うな…。文字数のボリュームを含めて書く前から最低限のバランスは考慮すべきなんだろうな。ちょっとバランスを崩しすぎてたきらいはあったように思う(「コメディ部分がある程度書けていれば読み進めてもらえるのでは」という仮説があったが、やはりそういうことでもないんだなと実感した。ストーリーとしてのバランスをとったうえでのコメディであるべき。まあそもそもそのコメディ部分がダメだったと言われればそれまでなのだけど)

6

そうだ、そもそも二次創作的な感じになってしまったことで、他サイトへの投稿が憚られてしまうところなどがあったんだった。
シニガミちゃんはまあ設定ごとやらないと意味がないところはあったものの、できるかぎりしっかり抽象化して混ぜてから書き出すべきだった。

5
こへ 2023/04/17 (月) 00:15:54

マンガ家の方とかがデビュー前に大量のボツをくらった、みたいな話を目にすると、ひとりでやってる自分は自分に大して厳しくボツを出していかなきゃいけない、という思いを新たにする。自分で方向を修正していかなくちゃいけない。つらいんだけど。苦しいんだけど。

7
こへ 2023/09/30 (土) 13:19:22

そういえば今月百合のほうの『月がきれいですねと言え』を書き直してて、なんとなく「特に序盤は、1話の中に笑いどころのひとつもないと読みつづけてもらえないのでは」と考えてムリヤリねじこんだところがあったが、それでくそ寒くなるほうがよっぽど読むのやめられてしまうので、ちゃんと話が進んでるなら信じて書いていって大丈夫なんじゃないかという感じがした。シニガミちゃんのほうも同じくだけど。

8

ブログ・エッセイ的な感覚でフィクションを書いてはいけない。前提がまったく異なるので、両者はまったく別物。

9
こへ 2023/10/20 (金) 17:30:56

虎男で感じた課題

1話がわりとスルスル書けたから「ええわいええわいこれ行ける!」と思って投稿しちゃったら2話以降(というか3話)失敗し、うんうんうなってさまざまな展開を考えて修正したという経緯があった。

失敗というのは話が重くなりすぎて、冒頭とのバランスを失した + そのバージョンのオチが思いついた当初のイメージの面白さで書けなかった、の2点が大きい。
オチの前にもうひとエピソード考えて盛り込んだら行けたのかもしれないけど、文字数制限のある企画でかつその時点で文字数オーバーしていたため断念。

修正直後はいい感じになった気がしたのだけど、時間が経ってふりかえってみると、

  • 軽重でいえばちょうどよい軽さにはなった
  • ただ軸としてはぶれてしまった(最後の事件がひと押しになった面はあるものの、主人公が困難を克服するエピソードになっていない)
    というように感じている。

エピソード自体は気に入っているんだけど、もっともっと深く考えることで両面を成立させる道ももしかしたらあったんではないか。とにかく頭痛くなるまで考えること。

10
こへ 2023/10/20 (金) 17:46:42

書き途中だけど感じた反省点

「ストーリーのどこかで主要キャラクターがゲボ吐きそうになるぐらい打ちのめされてほしい(どん底に落ちてほしい)」という癖(ヘキ)が自分にはある。
というかそのどん底でのたうちまわる人間を書くために小説というものを書いている。

それとは逆に、ものの本などを読むと、現代には「主人公等が下がってほしくない・ピンチになってほしくない」という感覚があるらしい。
すべての創作物ではなく、あくまで「Webで気軽に読むタイプの文章」という注意書きが付されるのではないかという仮説が自分の中にあるのだけど、ともかくそういう傾向があること自体は否定しがたい事実のようだ。
(「仕事で疲れた合間に読むフィクションでわざわざ落ち込みたくない」と言われると「そりゃそうよね」と思う)

ここの折り合いをどうつけるかで大変悩んでいる。
何度かやってみようと思ったこともあるけど、打撃も受けず、へこみもせずに上がっていくだけの話がどうしても書けない。
まあ根本的な部分だからどうしようもないのかな、と思いつつ、そのうち書けるようになるのかもしれないし、わからんけどとりあえず「悩んでいる」という事実を記録しておく。