バカジニスト大喜利

第1回 ラフちゃんに叱られる 【週末大喜利】 / 47

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道化(5さい) 2020/04/25 (土) 15:00:35 bceac@9220f >> 41

【解説】
かつてフランスの一部を支配していたミカエル4世は非常に大雑把な性格で「ラフ(rough)王」と噂されていた。
さらに、無表情で感情の起伏も少なく、政治に関しても幼い頃から教育係として使えていた側近のジャンに任せっきりであった。
しかし、ある時ジャンはミカエルに対して、子供の頃以来の強い叱責をした。
「王たる者がそんな何事にも無関心ではいけない。もっとマメに行動をし、さらに表情を豊かに。とりわけ、笑顔を大事にせねばならない」と。
そんな叱責にも無関心なミカエルだったが、ジャンの熱心さは凄まじく、1日中ミカエルの口角を上げ続けているだけの日もあったとされている。
ジャンの熱心な指導が何年も何年も続いていく中、ジャンは病に倒れミカエルに指導をすることが出来なくなった。
ただでさえ暗い表情がより暗くなっていくミカエル。
しかし、ジャンが息を引き取ったその瞬間から、国中に響き渡るかの大声で笑い始めた。
周囲の者たちは、「とうとう王は気が触れた…」と囁きあったが、ミカエルはあんなにも無関心だったジャンの教えを全うし、マメな行動と豊かな表情で国をまとめていった。
いつの間にかミカエルは、笑う王「ラフ(laugh)王」と呼ばれるようになり、その手腕は後世においても高く評価されている。
なお、ミカエルの死因が「笑い死に」であったとされているのは、後に出来た創作によるものである。

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