バカジニスト大喜利

第1回 大喜利小説 【週末大喜利】 / 25

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チバリヨ~太郎 2019/12/07 (土) 19:06:39 3fc6c@e3919

「欠陥品とアル中…いいコンビね、私たち…」
「¥$<¬ΘДΔ◎Ⅹ⊂∽⊥」
私は知っている。
なぜ、“欠陥品の3000番台”なんて根も葉もない噂が流れたのか、を。
3000番台の開発は、宇宙開発機構総裁の肝煎で始まったそうだ。その分2000番台以前とは比べ物にならない予算が注ぎ込まれ、余りにも高性能になり過ぎた。気が付くと「作れば作るほど、売れば売るほど赤字」という状況に陥り、価格はそのままで性能を落とした4000番台以降が作られるようになった。
宇宙開発機構上層部は、“欠陥品の3000番台”という噂を流すことで、3000番台の生産をストップさせることに成功した。
だから、性能は4000番台より私たちの方が上。
若さだけに目が行って、中身が空っぽの子達を掴まされた現場の人達は可哀想ね…
あらやだ、私ったら…これじゃ、お局様じゃない…

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