返信ありがとうございます!丸呑みのエピローグはどれも切なく、特に真エンドとゆきな兄のエピローグはとても好みだったので、他にもないかと思い質問しました。コンプできていたのですね。
キメラの繁殖もクリアしたので、こちらの感想も書かせてください。
こちらもとても面白かったです。終盤は寝不足になりながら進めて、生活に支障をきたすほどでした。
丸呑みが人間性を失い、その残滓に動かされる獣の話だったのに対し、こちらは獣が人間性を得ていく話だったように思います。個人的な好みとしては前者の方なのですが、主人公が人間性を獲得するからこそ、前作と比してエンディングで主人公の存在が映えていたと思います。中でもアマリスの夫?になるエンドはすごく好みでした。ああいう、歪な幸福みたいなのってたまらなく好きなんですよね。常識的視点でドン引きする商人のリアクションが最高でした。あれはアマリスがアマリスの人生を生きた末にたどり着く結末なのですが、商人からは「悪魔ってやば‥‥」って感じに大きな主語でドン引きされてるのが切なくて良かったです。
しかし今作で一番好きなシーンはそこでもなく、ティケのBルートHですね。おかしくなっていく主人の声だけを隣の牢で聞き続けるしかないテミス、隣で冷静に解説してくれるアマリス、本当に最高のシチュでした。生まれた子供がこっちによってきて、テミスとしては主人の愛する子なので抱くしかないってところもめっちゃかわいそうで良かったです。
シチュともキャラとも違うのですが、AルートでもBルートでもほかのキャラよりやたら可哀そうな目に合うテミスっていうのが面白いです。素性も不幸ですし。神隠しでも、本筋に全然関係ないのにやたら凝った追い詰められ方をする詩のシーンが好きでした。こういう、ある意味贔屓されているみたいなキャラって好きなんですよね。
七海兄とあこの共通点についてですが、なぜ自分が二人を共通して気に入っているのかという切り口で考えてみたのですが、うまく言えないのですが「一見そうは見えないのに、実は他人を尊んでない」みたいなところな気がします。あこは言わずもがななのですが、七海兄も、相手のために行動することが目的なのであって、それが成功するかどうかは知ったことではないみたいな印象を受けたのですよね。例えば舞鳥を交通事故から助けるところ、間に合わなくて舞鳥が死んだとしても、彼は全然気にしなかったんじゃないかというか。そして結果的に彼は事故で大怪我をしましたが、そのことで他人が曇ってても、それを全然気にしてないんじゃないかというか。彼視点の話がないので、実は全然違うのかもしれませんが。