二度目の訪問ということで、ある程度の心づもりはあったのですが、それを上回る見事な美音を今回もまた聞かせていただきました。
お話ししましたように私は自分自身のオーディオが偏らないように努めてオーケストラの生演奏を聞くようにしているのですが、その楽音の中で私が最も大事な要素として感じるのは「音の持つエネルギー感」というもので、その部分が初めに聞かせていただいた「光悦」のカートリッジからはすぐに感じ取ることが出来ました。
全体的なバランスの良さから言うと「SPUマイスター」や「トーレンスMCH」に現時点では軍配が上がるのかもしれませんが、「光悦」のあの魅力的な高域はなかなか他では得られないもので、調整次第では他のカートリッジを凌駕する可能性を秘めているようにも思われました。世の中に「光悦」ファンが多くいることも分かるような気がしました。
「SPUマイスター」についてはJS41の凝縮された音も良かったし、JS6600にした時の音場の広がり感も見事でした。
「トーレンスMCH」については大変聴きやすくKさんのお気に入りというのもわかる気がいたしました。なんにしても最終段のグッドマンのスピーカーの存在が大きいですね。
そしてまたKさん宅の装置で驚異的なのは、あれだけコンパクトにまとめた機器から、よくぞあんなにも音像のぶれないしっかりとした再生音を出せるものだなあということです。
それは何十年も続いているブログ(2、3年で終わってしまうブログのなんと多いことか)からも分かるように、コツコツとアンプに手を入れて調整し続けてきたKさんの努力のたまもののように思われました。
何にしましても私にとっては、肥大化し続ける自分の装置に対して一石を投じてもらったように思える貴重なKさん宅訪問でした。ありがとうございました。
sigetaさま
猛烈な雨が降ったかと思えば強い日差しが地面を照り乾かすと言った慌ただしい天候の中、ご足労いただきありがとうございました。本日は少しお元気な様子にお見受けいたしました。
また楽しそうな試みを思いつきましたらお誘いさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。