遅ればせながら本年もよろしくお願いいたします。
前回のMCトランスの記事、そして今回のプレーヤーの記事、興味深く拝見しました。
こういう画像を見ると心が和むのは、私が根っからのアナログオーデイオ大好き人間だからかもしれませんが、何よりもKさんがオーデイオに戻ってこられたような気がして、それがホッとさせる原因かもしれません。
閑話休題。
MCトランスの優劣や特性を論ずるに当たっては、私は次のように考えています。
一次側のケーブルについては、カートリッジの出力インピーダンスが低いので、長さはそれほど問題にならないと思います。
問題は二次側のケーブルの長さで、線間容量を持ったケーブルを長く引き回すとどんな特性の良いMCトランスでも真価を発揮してくれないというのが私の経験上得た結論です。そんなことからここのケーブルだけは40㎝の短いものを使っています。
もっと短くするとよいのかもしれませんが、そうすると設置場所に苦労することになるので、その辺で妥協しています。
結論としてはインピーダンスの高い二次側には線間容量の少ない良質の短いケーブルを用いないと、本当のトランスの聞き比べは難しいのではということです。
次は、ちょっと恥ずかしい話です。
Kさんはアームの軸受けに注油をしたことがありますか? 私は不覚にもその点に考えが及ばず一度もアームに油を注したことがありませんでした。
先日、関西から友人がきたのですが、彼はオイルに大変詳しくて私の装置のためにピタリと合うオイルを持ってきてくれたのです。EMTプレーヤー用に二種類、それ以外にアームの軸受けベアリング用のものが用意されていました。アーム用のオイルはトランペット用のオイルで、驚いたことにトランペット用のオイルというのは15種類ほどもあって、私のアームにはその13番目のものを注油してくれたのです。そのおかげでトレーシング能力が一段と向上したことは言うまでもありません。
プレーヤーの回転系への注油は心掛けてはいたものの、アームへの注油は盲点でした。
Kさんにとっては当たり前のことかもしれませんが、もしまだのようでしたらチャレンジしてみるとよいかもしれません。
つまらないこと二点ほど申し上げましたが、こういうふうに手間暇かけるというのがアナログオーデイオの醍醐味なのではと思うのですが、いかがなものでしょうか。
Shigetaさま
ご挨拶が遅れまして申し訳ありません。
旧年中は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
やはり機械などの精密な構造物を見ると嬉しくなるのは男性特有の性質なのかもしれませんね。
MCトランスのケーブルは1mと1.5mのBELDEN8412とノイマンのケーブルを使用しております。
一時側もBELDENとノイマンのアームケーブルです。
やはりレイアウト上の取り回しの問題でその長さが必要となっております。
アーム軸受への注油についても全く必要と感じておりませんでした。
金属ベアリングにゴミが付着すると問題があるのは理解できるので磨くのは必要かもしれませんが、メーカーも出荷時に注油しているとは聞いたことがありません。やはり音質に影響するのでしょうか?
さて、年末に手に入れたMAZDAのAC/PENは素晴らしい古典球です。
是非一度Shigetaさんにはご試聴いただきたいと考えております。