shigeta
2021/08/31 (火) 15:46:11
65505@955c0
K様
症状があればすぐにその原因を突き止めようとするKさんのその姿勢に敬意を表します。
私の考えでは、持参したKen-Radの6SN7は良かったもののRAYTHONはダメだったところが気になりました。自宅では両方とも歪み感なく鳴っていたのでどうしてなのかなという思いが残ります。
右チャンネルからの雑音については私も気が付いていたところですが、そのあたりの内部のパーツを見直して正常に作動させてやれば一気に解決するのではと思うのですが、いかがなものでしょうか。
前回の書き込みでも述べたことなのですが、古典球、希少球といったヴィンテージものは特性の揃ったものをペアでそろえることが難しく、今回のひずみの原因を6SN7だけに負わせるのは酷なことなのかもと思ったりしています。
せっかく貸し出してくれた試聴機AL-1アンプ、良い点についてはKさんのコメントにある通りです。あれだけ趣味性に富んだものをパーツを吟味して作るとなると、一般のオーディオメーカーで作るとなると何倍ものタグプライスがつくことでしょう。今回もまたチューブオーデイオラボの良心を感じさせてくれました。
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shigetaさま
ありがとうございます。
飽和したようなこもり音が右chの女性合唱群で発生していることから、同じ右chから発生しているノイズが影響なのかもしれませんが、そのこもり音の発生はRFT>RAYTHEON>ロシア管>Ken-Radと、Ken-Radではほとんど解消されることから、やはり根本原因は組み合わせる前段管との相性かもしれません。
(右chから聴こえるガサゴソノイズについては前段管だけでなく出力管、整流管も左右入れ替えてみましたが、発生chが移動しなかったので、原因は真空管ではなさそうでした)
どこかにパーツの劣化があって中高域の音質にも悪影響を与えている可能性もありますが、その「こもり音」だけについて言えばノイズとの関係は薄そうで、やはり前段RFTとの組み合わせが中域の女性合唱の混濁感を強調するような傾向にあると言えそうです。
どちらにしろビルダーのK村さんの技術力からすれば、ノイズを発生させるパーツ劣化の修理はお易いことでしょうし、今回のアンプの低域の力強さをみても、通常のSPとの組み合わせを考慮して抜けの良い中高域を持ったアンプを作り上げることはそれほど難しいことでもないと考えております。
その辺りもK村さんや真空管博士にお伝えいたしますので、我々の感じた「喉に刺さった骨」はすっきりと霧散するのではないでしょうか。