次に最年少と最年長の選手の奮闘ぶりを
振り返りたいと思います。まずは最年少選手から
伊那から参戦した小学6年生・堀米真爾くん
南信地区からは唯一の参加者でした
最近は毎週のように塩尻支部の道場に通っています
その成果が少しずつ出ているのかな・・・
画面上段=1回戦・VS菊池康文戦(左側)
棋王戦で小野沢憲雄さんから勝利を挙げた堀米くん
そして今度は、大豪・菊地さんから殊勲の金星
勢いのみならず、手が良く見えるようになったのか
ともあれ、ここ数ヶ月の間に格段にパワーアップ
した事は確かです。
画面下段=準々決勝・VS高橋智哉戦(右側)
相手が振り飛車党とあって十八番の右四間腰掛銀を
発動。仕掛けの段階では上手くやったように
見えましたが結局経験値の差が明暗を分けまして
堀米くんの赤旗戦は、ここで終わりました。
しかし県選手権ではD級で県大会進出
そこには同じ小学生のライバルが多数集結しました
彼の真価は、ここで問われるでしょう。勝ちたい
試合で、どれだけ力を発揮できるのか
大いに注目したいと思います
所変わって今度は今大会唯一のシニア選手
佐藤誠司さんの戦いぶりを見たいと思います
画面上段=2回戦・VS黒岩泰戦(右側)
北信のベテラン佐藤さんは元気溌剌。1回戦では
南沢祐仁さんを倒す大仕事をやってのけ2回戦では
穴熊の名手・黒岩さんに相穴熊戦を挑みました
この大会、最年長が佐藤さんで、その次が
私・丸山佳洋と黒岩さん。そして4番目の年長者が
30代の奥村龍馬さんという事で非常にリフレッシュ
な大会でした。
唯一のベテラン対決を制した佐藤さんが前回に続き
8強入を果たしました。一方、黒岩さんを含めた
塩尻支部勢は高橋智哉さんに完敗した私・丸山を
含めた3名が全員初戦敗退。黒岩さんの横に写って
いる元・塩尻支部会員の中村祐貴さんを加え
塩尻支部にとっては悔しい赤旗戦となりました
画面下段=準々決勝・VS小林暖希戦(左側)
右四間腰掛銀のイメージが強い佐藤さんですが
黒岩戦に続く相穴熊戦となった小林戦も金銀4枚の
振り飛車穴熊の固さが頼りの猛攻で小林さんの
居飛車穴熊を木っ端微塵にした時は勝機アリかと
思いましたが、4枚の金銀が全く崩れてなにのに
桂香の護衛が無かった為に桂打ち一発で必至が
かかってしまい惜しい将棋を落としました
しかし3年前のVS佐藤清文戦に優るとも劣らない
ベストバウトだったと思います。これからも
ますます威勢の良さを活かして勝ち星を沢山
重ねていくでしょう。
以上で、赤旗名人戦レポート③を終了いたします