23認知科学概論

23年度「認知科学概論」 / 530

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F24056 2025/02/06 (木) 21:07:46 aab8f@f95d6

課題3
ドアの下をくぐれるかどうかの知覚について自分の身体とドアの大きさの位置関係から説明していく。生態心理学では物を環境と身体を立体の関係によって捉える。ドアの高さと自分の身長だけの関係で「通ることができる」と認知するのではなく、何メートルか前から見たドアの上の高さが自分の認知している自身の身長とどのような関係にあるかということを知覚して判断している。そのため実際の身長とドアの高さがぴったりだとしても、その人が自分の身長とドアの高さをどのように認知するかによって屈むかそのまま進むかの選択が生まれる。身長の高い人がドアにぶつかるという話も、環境と身体の認知によってなされた選択を間違えた結果起こるバグのようなものであると言える。また、ドアも下を通る人を屈ませるまたは、そのまま通らせるという行動を起こさせるはたらきを持っている(アフォーダンス)。ドアを通り抜けるという行動は「ドアの一番上の高さ」と「人間の身体の一番上の高さ」との関係で生じるようだ。

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