23認知科学概論

23年度「認知科学概論」 / 528

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F24036 2025/02/06 (木) 19:48:29 709ac@2be20

課題3
 公園の石や岩、学校の机などにおいて、それが座れるかどうかの知覚は、座ろうとする人の身長と対象物の高さや形、大きさの関係により生じる。身近な例として、学校の机などが良い例として挙げられる。学校の机は、腰掛けても痛くない平面であり、自立して体を支えることのできる形、そして、足が多少浮く程度の人によってちょうど良い高さであるため、机に対して座るものとしての認識がなくても、机から発せされる情報を知覚することで、机についつい座ろうとしてしまうのだ。しかし、ちょうど良い高さとは人によって異なってくる。身長が低い人の場合、座るに適した高さではなかったとしたら、椅子との間にはアフォーダンスが存在しない。だけども、身長が高い人からすると、身長が低い人が座ると認識できない机であっても、その机を座ることができると認識し、椅子との間にアフォーダンスが存在する場合がある。そのため、無作為に、大きさや形が異なる机を並べた際に、人は自身が座るに適した高さや座る際に負担にならないような形をした机をまるで椅子の如く座れるものだと認識し、座るという行為を行うことができるのである。

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