23認知科学概論

23年度「認知科学概論」 / 504

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504
Q24142 2025/02/04 (火) 21:55:45 01fd7@16d35

課題3
私は「歩道と車道を仕切るコンクリートの段差」があると思わず平均台の要領で上に乗って歩きたくなる。少々子供臭いが私の小学生時代の登下校で必ず行っていた行為でとても思い出がある。しかしそれは私だけではないはずだ。上に乗りたくなるのは「段差には乗ることができるもの」というようにアフォーダンスとしてその一連の行為が知覚されているからである。「歩道と車道を仕切るコンクリートの段差」を見たとき、どこまでつながっているか、どこで区切られているか、幅などを観察する。ただし、当時と変わったのはその真横の道路に車が通っているかなどの交通量を気にするようになった。
私が小学生のころには、実際に乗ってみて「普段とどれくらい目線が変わったか」や「一つのコンクリートブロックは靴の横幅何個分か」などを視界の情報を元に乗ることが可能か平均台のように進むことができるのかを推測できる。そして時を経て、今ではその行為をなかなかすることが無くなったが、そのコンクリートの段差を見るたびに登っていたときの情景や感じた風、少し高いところから見えていた同級生の顔などの当時の様子を懐かしく思い出すことができる。このように私の視覚や記憶が結び付くことによって場所は違がっていても同じ「歩道と車道を仕切るコンクリートの段差」を見ることによってノスタルジーがアフォーダンスとして知覚される。

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