23認知科学概論

23年度「認知科学概論」 / 491

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Q241437 2025/02/04 (火) 14:08:24 3a31e@6c02f

課題1
20世紀前半の心理学について調べてみたところ、20世紀の心理学は行動主義が主流で、人の行動は環境によって決まり、心の中は研究の対象にならないと考えられていた。しかし、1950〜60年代に認知革命が起こり、「心の働きも研究できる」という考えが広がった。例えば、ノーム・チョムスキーは「言語の学習には生まれつきの仕組みがある」と主張し、行動主義の説明では不十分だと指摘した。また、コンピューターの発展とともに、「人間の考え方は情報を処理する仕組みとして理解できる」という考えも生まれ、ハーバート・サイモンらが人の問題解決の仕組みを研究した。この変化により、心理学は「行動を見るだけ」から「頭の中の仕組みを考える」学問へと発展し、人工知能や脳の研究にもつながった。行動主義から認知科学への転換は、人間を「環境に左右される存在」ではなく、「自ら考える存在」として捉え直すきっかけとなった。

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