F24081
2025/01/28 (火) 08:14:50
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課題1
認知科学の歴史と宗教観の変遷は切っても切れない関係にある。近代の認知科学ではキリスト教の考えから人間をそれ以外の生物や物体と同様に扱うことができなかった。しかし、科学の発展に伴い人間も物体と同じように科学で説明がつくのではないかという考えが登場しはじめた。人間がそれ以外の生物や物体と異なる点である心を科学的に扱いさえしなければ良いという視点から知覚だけを科学の見方で扱うという動きもあったが、宗教観による研究の制限はなくなっていなかった。その後科学の更なる発展によりキリスト教の力は弱まっていった。それでも人間の振る舞いは物質だけで説明できるのかそうでないのかという問題は依然として存在した。そのような心を物質として扱うか否かという二元的な考え方から脱却するきっかけといえるのがゲシュタルト心理学である。ゲシュタルト心理学では人間はもの同士の組み合わせや関係に反応しているという考え方をするのだが、これは現在から見ると「物質を必要とするが、それが何であるかに左右されない」情報という新しい人間観の誕生であったともとれる。ゲシュタルト心理学ではこれらは物質である脳の働きとされているため、物質か否かという問題から完全に脱却したわけではないが、既存の考えで説明できなかった点を説明できるようにする考えの登場という点で科学史の中で意義のある変化だったといえる。
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