23認知科学概論

23年度「認知科学概論」 / 328

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Q21169 2024/12/13 (金) 11:23:04 91049@9ea7c

自白証言が正しいか確認するための信用性鑑定の話が大変興味深く思いました。記憶に基づいた自白証言なのか、2次情報によるものなのか、それを確かめるために対象者にテストを受けさせ、結果からどこまで覚えていてどこから歪んでいるのか確認し、思い出すという動作をテストという形でもう一度させることで、どこまで信憑性があるのかを確証するという方法があることを学びました。これはあくまで対象者に「意図」が無く、純粋に記憶力に左右されている場合に限った話であり、何らかの「意図」が含まれている場合には有効的ではないように感じました。「意図」があるからこそ、「動きの中にある情報」を見つけることができ、逆に「意図」がなければテストを受けさせるなど機械的な方法で試すしかないのだと思いました。しかし、その「意図」が相手にあるのか、そしてそれは悪意を含んでいるのか判断することは難しく、また相手の動きとはいってもそれはただ自分にはない癖なのかもしれない、そもそも「意図」は本当に存在するのか、全て無意識だったと言われてしまえばそれまでであり、事情聴取や裁判において、これをもとに判断するのは危ないと思いました。

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    satsugakushinri 2024/12/16 (月) 12:45:34 >> 328

     最初の方で語られている方法は旧来の心理学的方法で、裁判ではあまり奏効しない方法として批判したものです。なぜそれらが不十分であるかを学ばないといけない。ボクシングに足技がないことを理解するにとどまるのでなく、どうしてそれが不完全であるのかを知らないといけないのですね。いい例えかどうかわかりませんが。意図の話もしましたけど、それは派生的な話題でした。
    3点差し上げます。