Q24142
2024/12/13 (金) 10:35:17
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今回の講義を受けて、動きの中に情報が隠されているという現代では常識となっている概念を今のような技術のない時代で最初に発見したギブソンは凄いと感じました。ギブソンの例としてよく挙げられるスポーツや裁判などはどちらも「緊張」や「疲労」を多く感じ、少なくとも普段通りの思考や行動は出来ない。なにせ試合中、裁判中はその種目などの「関係のある情報」以外は「一旦忘れる」や「考えないようにする」といったことで脳内を整理し、集中する事を最優先にするからだ。アスリートやプロでさえ心を無にすることは難しいとされているが、休憩や試合前の選手を見ていると無意識とも故意とも言えるようなストレッチやハンドサイン、仕草が顕になる。インターネットにはプロのスポーツ選手のコンディション別ジンクス一覧といったまとめサイトがあるらしい。これらも言葉にこそしないが、表情や仕草で無意識的に自分の体の調子を情報として行動であらわしていると言えるだろう。
裁判においても、足利事件にせよ心身的動揺から警察が様々なことを推察、予測し、心が見透かされるようにバレてしまうので包み隠さず真実を言うしかないと考えます。
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動きの中に情報があると言う考え方は常識ではありません。これは生態心理学特有の考え方ですすが、生態心理学は正しく評価されていないのが現状です。大方は、脳内での情報処理だと言っています。それにしてもギブソンは確かにすごいと思います。既成の概念でお手軽に理解しようとするのでなく、現象をじっくり観察してそこからしかわからないことを見出したのですからね。この姿勢は見習いたいものです。何かしらの衝撃を受けられたのは喜ばしいと思いますが、それを記述、解釈しようとする言葉が生態心理学的でないのが残念ではあります。仕方ないことではありますが。「こういう言い方ではないと思うのだがなぁ」という程度に思えればOKです。
4点差し上げます。