F24036
2024/11/15 (金) 12:46:25
709ac@f6630
今回の講義では、アフォーダンスという単語が登場し、興味が湧き個人的に調べてみたが、環境が人間や動物に対して提供する意味や価値、知覚や行為を促す影響力などを指す言葉であり、アフォーダンスは英語のAfford(アフォード)という与えるや提供するという意味を持つ言葉から、ジェームズ・ギブソンという人間がが新たに作った造語であると知った。アフォーダンス理論に言わせれば、環境のさまざまな要素が動物に影響を与え、動物はその環境に適合した行動をとると言う。アフォーダンスの考え方では、椅子やドアノブなのが例に挙げられ、椅子に座るという行為は椅子の形状や高さなどのアフォーダンスにより実現されると言うものだ。ドアノブも、丸い形状ならドアノブを回そうとし、平らな形状であれば押し込もうとし、溝であれば左右に動かすなどのアフォーダンスが存在する。椅子が座るに適さない形状や長さであれば、人間はそれを椅子と認知するのは難しい。しかし、逆に言えば決められた形状や長さであれば、我々はそれを椅子と認知し座ることができ、例え椅子ではないものだとしたも、座ろうとするのするのだ。情報というものは環境に常に存在し、我々人間や動物はそこから意味や価値を見出そうとするため、人間や動物は無意識のうちに周りの環境に適応しているのだと、今回の講義で知ることができた。
日々の中で、たとえば平で縦に長い石を見た時に椅子だと認知できるのはアフォーダンスによるものであるが、自身の中の椅子の定義を違うものに変えた時に、果たしてこの平で縦に長い石は椅子と認知することができるのかと、とても考察のしがいがある講義だった。
通報 ...
授業内容を適切に振り返り、また自分でも調べてみたことはとてもよかったと思います。おおよそ正しい理解だと思います。
ただ「椅子の定義」については深く考える必要がありますね。生態心理学的に言えば、椅子の定義は「座ることをアフォードするもの」となるので、この定義が変わるとは椅子でなくなるということになり、あなたの立論には意味がなくなります。定義はどこからやってくるのか、と問う必要があると思います。それを試みてくれると、もっと生態心理学の理解が深まると思います。いずれ再考してもらいましょう。そういう機会を課題として作りますので、そのときまた考えてみてください。
8点差し上げます。