23認知科学概論

23年度「認知科学概論」 / 191

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q241496 2024/11/14 (木) 23:28:38 da72f@1b49f

今回の講義ではアフォーダンスについての話が印象的であった。ジェームズ・ギブソンによって提唱されアフォーダンスは、物体の形状や機能がどのような行動を可能にするか、または誘発するかを示すものであるということを理解した。マグカップに付いている「取手」は人間が「火傷せずにマグカップを持ち上げる」という行動を呼び起こすアフォーダンスであるなどということが例としてあるとわかった。また他にも人のアフォーダンスとして、ひいきをする上司がいたとして、贔屓されている部下にとっては、その上司は頼み事を優先的に叶えることをアフォードする。 しかし、そうでない部下にとっては、頼み事を優先的に叶えることをアフォードしなく、むしろその態度から不快感をアフォードする、という具合に考えることができると調べてわかった。無意識に普段行動していたものがアフォーダンスに関係してると学ぶことができた。また環境は構成されるものだとわかった。

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    satsugakushinri 2024/11/16 (土) 17:43:30 >> 191

     「行為を誘発する」という発想を生態心理学はとりません。生物の能動性を強調するからです。行為選択のきっかけを与えるだけです。
     アフォーダンスはすごく適当に使用されることがあり、あなたが引き合いに出した対人関係における現象(ヒトから知覚されるアフォーダンス)ではその傾向が高いです。ある結果が生じた時、「アフォードされたからだ」と言えばすんでしまう。説明にもなっていません。「不快感をアフォードする情報は何か」と考えないと、適当な概念使用に行きますので気をつけてください。発想はそれでよいのですが。
     環境は構成されません。遂行的活動のことを言おうとしているのなら、「環境は改変される(作り変えられる)」と言うべきです。「構成される」という表現は、「頭の中で」という発想と結びつく物言いです。
    4点差し上げます。