仏教のお話

Rの会:譬諭品第三 / 25

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ダルマ太郎 2024/05/11 (土) 19:22:03 修正

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別譬
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火を見る
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経:長者この大火の四面より起るを見て、即ち大に驚怖してこの念を作さく。我はよくこの所焼の門より安穏に出ずることを得たりといえども、しかも諸子等、火宅の内に於て嬉戯に楽著して、覚えず知らず、驚かず、怖じず。火来って身を逼め苦痛己を切むれども心厭患せず、出でんと求むる意なし。
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太郎訳:長者は、この大火が屋敷の四方から起こるのを見て、非常に驚き、恐怖を感じてこのように思いました。私は、火事の屋敷から、安全な場所に逃げ出すことが出来たけれど、私の子供たちは、まだ火宅の中にいて遊ぶことに夢中であり、火のことを知らず、驚かず、恐れていない。もう、そこまで火が迫って熱により熱くなっているのに、苦痛を感じず、遊びを止めることもなく、外に出ようともしない。
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別譬
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