仏教のお話

Rの会:譬諭品第三 / 18

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ダルマ太郎 2024/05/11 (土) 11:17:55

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第五四衆の領解段
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経:その時に四部の衆・比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷・天・龍・夜叉・乾闥婆・阿修羅・迦楼羅・緊那羅・摩睺羅伽等の大衆、舎利弗の仏前に於て阿耨多羅三藐三菩提の記を受くるを見て、心大に歓喜し踊躍すること無量なり。各各に身に著たる所の上衣を脱いで以て仏に供養す。釈提桓因(しゃくだいかんにん)、梵天王等、無数の天子と、また天の妙衣・天の曼陀羅華(まんだらけ)摩訶曼陀羅華(まかまんだらけ)等を以て仏に供養す。所散の天衣、虚空の中に住して自ら回転す。諸天の伎楽百千万種、虚空の中に於て一時に倶に作し、衆の天華を雨らして是の言を作さく。
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太郎訳:その時に、男性の出家修行者、女性の出家修行者、男性の在家修行者、女性の在家修行者、天上界の神々やナーガ、ヤクシャ、ガンバルヴァ、アスラ、ガルダ、キンナラ、マホーラガなどの大衆は、尊者シャーリプトラが授記されるのを見て躍り上がって大喜びしました。人々は、各々が着ている上衣を脱いで仏さまを供養しました。シャクラ天(帝釈天)、ブラフマー神(梵天王)、無数の神々は、天の不思議な衣、天の美しい花々であるマンダーラヴァ(曼陀羅華)、大マンダーラヴァ(摩訶曼陀羅華)をふらせて、仏さまを供養しました。散らされた天衣は、空一面にまかれており、それぞれが、くるくると回転していました。天上界の楽師たちが様々な楽器を空中で奏で、一斉に調和をとって演奏し、多くの天の花をふらしてこのように言いました。
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第五四衆の領解段
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