仏教のお話

問答 輪廻について / 29

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ダルマ太郎 2024/04/26 (金) 21:58:25

ダルマ太郎さん

2024/4/24 21:00

> 因縁によって生じた何かがあって、それに仮の名前をつけるというのがprajñaptiでしょう。

はじめは、物と物との因縁を観ますが、次に心と物との因縁を観て、最後に心と心の因縁を観ます。それは、認識作用と脳内仮設の世界との因縁です。認識によって、仮設された世界があります。これは、般若波羅蜜経で説かれています。Sさんは、外界を認識していると思っていませんか? 

> それでは非有非無ではなくて、非有だけの無見でしょう。

概念として有るならば、凡夫にとっては、存在していることです。輪廻・地獄・天界・神・悪魔・幽霊などは、信じている者にとっては存在しますが、信じない者にとっては存在しません。現代人にとって、根拠がないものは、存在しないとする人が多いように思えます。経典に書いてあることが、すべて事実とはいえないでしょう。

仏陀は、形而上学的なことについては無記でしたよね。

> 結局、ダルマ太郎さんが主張する輪廻方便説というのは非有非無と言いつつ、非有だけの断見であると私には見えます。

輪廻は方便だと思いますが、それを主張はしていません。概念として有れば、非無だと考えますが、Sさんとは意見が違うのでしょう。輪廻が有ると主張する人とと意見交換は難しいですね。私は、輪廻が無いとは言っていません。概念としては有るのですから非無だと伝えています。このことを熟考してください。

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