仏教のお話

Rの会:無量義経 / 40

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ダルマ太郎 2024/03/27 (水) 15:14:40

第九の功徳 抜済不思議力

善男子、第九に是の経の不可思議の功徳力とは、若し善男子・善女人、若しは仏の在世若しは滅度の後に、是の経を得ることあって歓喜踊躍し、未曾有なることを得て、受持し読誦し書写し供養し、広く衆人の為に是の経の義を分別し解説せん者は、即ち宿業の余罪重障一時に滅尽することを得、便ち清浄なることを得て、大弁を逮得し、次第に諸の波羅蜜を荘厳し、諸の三昧・首楞厳三昧を獲、大総持門に入り、勤精進力を得て速かに上地に越ゆることを得、善く分身散体して十方の国土に遍じ、一切二十五有の極苦の衆生を抜済して悉く解脱せしめん。是の故に是の経に此の如きの力います。善男子、是れを是の経の第九の功徳不思議の力と名く。

【第九の功徳】「宿業余罪」を滅し、自分の分身が誕生して人々の苦を救う・・・

「『第九の功徳』は、この教えに触れて心が躍動し、大きな感動を覚えて『五種法師の行』を行うようになります。そして、人々に法を説き、教えの内容をかみくだいて解説してあげたならば、その人は、長い長い過去世から積み重ねて来た『悪業』(宿業)を、一瞬にして滅し (宿業余罪滅尽)、速やかに清らかな身となります。しかもどんな人に対しても仏の道に導くことの出来る教化力を身につけ、仏と菩薩だけが達することのできる『首楞厳三昧(しゅりょうごんざんまい)』という境地を得ることができます。そして悪をとどめ、善を保つ力を具えます。そして常に精進して菩薩の境界に登り詰め、ここに居ながらにして、あらゆるところに自分の分身を派遣できるようになります。つまり、自分の精神を受け継ぐ人々を、さまざまなところに誕生させ、あらゆる人を教化し、すべての人の苦を救うようになります」

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