仏教のお話

03-2-2-1 妙法蓮華経序品第一 / 14

31 コメント
views
0 フォロー
14
ダルマ太郎 2023/09/17 (日) 11:30:51 修正

他土の六瑞を問う-3

文殊師利 又菩薩の

仏の滅度の後 舎利を供養するあり

又仏子の 諸の塔廟を造ること

無数恒沙にして 国界を厳飾し

宝塔高妙にして 五千由旬

縦広正等にして 二千由旬

一一の塔廟に 各千の幢幡あり

珠をもって交露せる幔あって 宝鈴和鳴せり

諸の天龍神 人及び非人

香華妓楽を 常に以て供養するを見る

文殊師利 諸の仏子等

舎利を供せんが為に 塔廟を厳飾して

国界自然に 殊特妙好なること

天の樹王の 其の華開敷せるが如し

仏一の光を放ちたもうに 我及び衆会

此の国界の 種々に殊妙なるを見る

諸仏は神力 智慧希有なり

一の浄光を放って 無量の国を照したもう

我等此れを見て 未曾有なることを得

仏子文殊 願わくは衆の疑を決したまえ

四衆欣仰して 仁及び我を瞻る

世尊何が故ぞ 斯の光明を放ちたもう

仏子時に答えて 疑を決して喜ばしめたまえ

何の饒益する所あってか

斯の光明を演べたもう

仏道場に坐して 得たまえる所の妙法

為めてこれを説かんとや欲す

為めて当に授記したもうべしや

諸の仏土の 衆宝厳浄なるを示し

及び諸仏を見たてまつること 此れ小縁に非じ

文殊当に知るべし 四衆龍神

仁者を瞻察す 為めて何等をか説きたまわん

通報 ...