皆様、お待ちかね銭形平次 第159話「あらくれ馬子唄」が公開されました。
https://www.youtube.com/watch?v=mEUe4GchdaY
放送年:1969年5月14日
色:カラー
出演:大川橋蔵/八千草薫/林家珍平 他
原作:野村胡堂
脚本:高橋稔/監督:長谷川安人
カラーになって、視聴数が上がったようです。私は白黒の風情も大好きなのですが、やはり着物の柄や色がはっきりして、親分の男ぶりも上がったような気がしますね。出演のところに、まだ八千草さんの名前がありますが、これは懐かしむ思いから出た誤字でしょうか。コメントに「涙が溢れるほどいいお話なのに、涙が溢れるほどお静さんが残念...(泣) @yuuyuu116 」とあり、思わず吹き出してしまいました。蝋人形のように笑うお静さん、確かに泣けてきます。とてもきれいな人なんですけどねえ。。。。
馬と言えば、先週金曜日にサンフランシスコオペラのカルメンを観に行ってきました。舞台に本物の白馬が出てくるのが話題です。
感謝祭の翌日で大変盛況でした。オペラのカルメンとラボエームという作品はフラメンコの踊り手が劇中に出るのが普通ですが、今回、残念なことに振り付けはバレーの先生でオペラ専属のダンサーたちも特に女性はモダンの人らしく、ジプシーの踊りの知識は全くない様子。タンバリンをもったお遊戯のような振り付けに、違和感ありありでした。さらに、お友達と私の後ろの席の人が、マスクもつけずにゴホゴホと痰の絡んだ咳を盛大にするのが非常に迷惑でした。日本だったら、チケットは譲って家でおとなしくしているか、少なくともマスクをして鑑賞するかでしょう。アメリカではコロナ禍でも「自分にはマスクをつけない権利がある!」なんて言う人たちがいましたので、驚きはしませんが、、、、
そんなことを吹き飛ばすくらい、舞台装置から衣装、小道具、そして何より歌い手の力量が素晴らしくて感動しました。開始の前に「講義」があって、舞台を楽しむための解説を聞くことができたのですが、その最後に、「この作品はマチスモというラテン文化における男性優位主義、男尊女卑が色濃く表れています、から気を付けてご覧ください。」と解説者が付け加えました。これまでカルメンは何度か観てきましたが、浮気で奔放なカルメンに傷つけられすべてを失いカルメンを手にかけてしまう悲劇のドンホセという印象でした。しかし、今回の舞台は、ドンホセはストーカー男、自分のものにならないカルメンを殺してしまうDV男であり、ひるまずに自分を貫いて殺されてしまうカルメンの方が悲劇の中心にあると気づかせてくれ、斬新でした。
あっという間に師走。風邪をひかないようお気をつけてお過ごしください。
Sayuliさん
オペラ鑑賞でしたか、しかしフラメンコシーンが無かったのはちょっと残念でしたね。
カルメンとドン・ホセですが、感情移入がどちらになるかは脚本次第と言うことでしょうか?
古い考えなので、あまり奔放な女性には共感が持てませんが、
マッチョのDV男では同情できないですね。
「ハバネラ」と「闘牛士の歌」はお馴染みですが、ホセの歌は知りません、難しいのでしょうか?