リバイス視聴感想『書いてきたぜ･･･！』最終話「あくまで家族、いつかまた会う日まで」その2

　行が多すぎます。行数は50行以内にしてください。　とのメッセージが出たので、書き込みを4つに分けた首藤であります。

　
●【 悪魔バイス 】　じゃあ、手加減なしだからな！　【 野バイス 】
●【 五十嵐一輝 】　この変身は･･･最後の思い出だ！　【 イッキくん 】

　2人の最後の戦いに感動した視聴者の方々は大勢いらっしゃるでしょうし、大勢の視聴者がこのシーンに感動したのであれば大いに喜ばしい事だと思いますけど、オレは前回述べた通り、

契約のシステムが今ひとつ説明不足なため、ちょっと腑に落ちない点もありますが（”契約はまだ終了していない”とカリズキが判断した根拠は？／最後の家族＝野バイスの記憶を失わせる事が目的なら、野バイス自身がライダーに変身しても達成されるわけだから、イッキくんが変身したり戦ったりする必要は全くないのでは？／仮に”家族のために戦う”事が記憶を失う条件に入っているのなら、前回で家族ではないカリズキのために戦って記憶を失ったのは何故？／野バイスの事を忘れて契約自体が存在しなくなり、イッキくんの記憶が元戻りになるのなら、元に戻った時点で一旦忘れた野バイスの記憶も全部思い出す筈 → これまでの悲劇的描写展開は一体何だったのか？等々）･･･

　これらの疑問が頭の中に引っかかりまくっていたため、残念ながらあまり感動できませんでした。

　
　自分よりも他人の事を優先する”おせっかい”なイッキくんが、【自分の記憶を取り戻して野バイスが消滅する選択肢】を躊躇無く選んだのも意外。

　【野バイスは”本物の家族”かつ自分自身でもあるので、野バイスの思いを汲むと同時に自分自身の意向を優先させた】という事なのかもしれませんけど･･･

　ここは【お互い憎まれ口を叩きながら変身する2人 → 変身時に背後に浮かぶ”心の会話”には本心が書かれている】といった補完が欲しかったところ。

　
　ただ、【周囲に浮かぶ2人の思い出がひとつずつ消えていく演出】は実に見事だったと思います。

　
●【 悪魔バイス 】　（明日、俺は一輝と戦う事にした。　あと1回一輝が変身すれば、俺との契約が終わる）　【 野バイス 】
●【 五十嵐幸実 】　（それで、一輝の記憶が、戻るのね？）　【　ユキ母　】
●【 悪魔バイス 】　（ああ。　契約満了となって、俺は一輝の身体に戻り、存在が消える／一輝は、俺っちの事を忘れ、思い出せなくなる）　【 野バイス 】

野バイスの事を忘れて契約自体が存在しなくなり、イッキくんの記憶が元戻りになるのなら、元に戻った時点で一旦忘れた野バイスの記憶も全部思い出す筈

　上記のこの疑問点については特に語られず（”野バイスは家族の一員ではあるものの、契約を交わした相手でもあるので、家族の記憶が元通りになる対象から除外される”って事？）。

　
　それから･･･この契約のシステム、もっと早く視聴者に伝えておくべきだったのでは？

　【イッキくんが家族の思い出を全部忘れたら野バイスも消滅する（＝以後リバイスに変身できなくなる）】となれば、”残された数少ない変身回数をどう有効に使うか”という縛りが発生して、終盤の展開がより盛り上がっただろうに･･･

　あと、イッキくんは既に1回変身し終わってるんですが･･･？

　
●【 五十嵐さくら 】　ダメ！　バイスは家族だよ？　一輝兄もそう思ってる！　カゲロウもラブちゃんもみんなで五十嵐家！　そうでしょ･･･？　【　サクラ　】
　
　ゲン父の体内にいる邪ベイルも五十嵐家に加えてやれよ･･･

　
●【 門田ヒロミ 】　ボン君、（”泣いた赤鬼作戦”のエキストラの）人を集めてくれて助かったよ　【　モンヒロ　】
●【　ボン　】　みんな、一輝さんのおせっかいに救われた人たちです　【 茂夫の孫 】

　ア　ヤ　カ　ノ　（桶谷彩夏）　よ　う　や　く　再　登　場　！！！

>> 275（旧掲示板）
主人公の初恋の人であるアヤカノ（桶谷彩夏）は、怪人から人間に戻った後、レギュラーキャラ化して番組にずっと出演し続ける･･･
そんなふうに考えていた時期が　オレにもありました

　詐欺師トリオの一員もシレッと加わってましたが、デッドマン絡みで犯罪に手を染めた（＝フェニックスの更生プログラムを受けて社会復帰した可能性のある）アヤカノや真由は措いといて、こいつは”デッドマンとは無関係な　詐　欺　の　余　罪　”がある筈では？

　もう刑期を終えたのか、それとも不起訴処分になったのか･･･

　
●【 レックスゲノム(バイス) 】　みんなも笑ってくれよ？　悲しい時や寂しい時こそ、思いっきりの笑顔で、笑うんだぜ？　【　ギャクテンレックス　】

　カメラ目線で視聴者に語りかけるギャクテンレックスのこのシーンには（視聴者に”悲しさや寂しさの感情を押し殺す我慢”を強いる危惧はあるものの）思わずグッときました。

　
●【 五十嵐大二 】　俺たちの悪魔も、いつか消えてしまうのかな･･･／自分が成長するためには（悪魔との別れは）必要な事だ　【　ダイジ　】

　今作では【イチダイジ（カゲロウ）を喪った時期のダイジが心の善悪のバランスを崩した展開】が実際にあったので、この台詞はちょっといただけません。

　心の中に”善”と”悪”の両方を持っているのが人間であり、その”善”と”悪”の心の戦いは死ぬまで続く（だからこそ”悪”に屈しない心の成長もずっと続いていく）とオレは考えていますし、いずれ善が勝って悪が消滅するのであれば、これまでの描写の積み重ねや「人間には悪魔が必要なんだ！」とのメッセージが台無しになりかねないのでは･･･？

　
●【 メガロドンゲノム(バイス) 】　やばい、出ちゃうかも！（放屁）　【　ギャクテンメガロドン　】
●【 メガロドンゲノム(リバイ) 】　臭っさー！　【　マギャクメガロドン　】

　1年前に放送された、前作の増刊号を思い出させるこの展開。

　増刊号は前作の最終決戦から1年後以降の設定で、時系列的にはちょうど今年の夏以降の出来事に該当するので、【『リバイス』最終回 → 野バイス復活 → 前作増刊号】という解釈も可能･･･？

　まあ増刊号では【奪われたバイスタンプの回収をカリズキが急かしている描写】等々、『リバイス』最終回後の展開と解釈するには色々と無理がありますけどね！