ガッチャードレス27（第14話）『キャラクターの魔女リーダー』（違）

　ふと【アトロポス(アト)の度重なる実験によって究極の悪のドライバーが誕生 → グリオン様が装着して最強の存在になった･･･と思ったらアトがドライバーに密かに仕掛けを施していてグリオン様消滅 → 彼女が下剋上リーダーに】なんて展開もあったりするんだろうか、と思った首藤であります。

　
　感想書き込み後、公式サイトを閲覧してみました。

　東映の公式サイトによれば、エックスレックスは”食べる”をキーにしたケミーだそうですが･･･無茶振りされた脚本家が主張されていた通り、そんな危険な行為をケミーの特性にしたのはいくらなんでもヤバ過ぎるのでは？

　今回は被害者がたまたま居合わせた仮面ライダーのおかげで体外に無事脱出できたからいいようなものの、これまでエックスレックスに捕食されたであろう他の人間の生死について、完全にスルーされている点が凄まじく引っ掛かりました。

　”一般人が捕食されても生還できる設定”になっているのなら劇中できちんと説明すべきでしょうし、今回が生まれて初めての捕食だったというのならご都合主義にも程があります。

　エックスレックスは”悪意”に触れたから、ではなく、自らの意思による行動が人間に”害”をなすケミーなので、てっきり”ケミーは純粋”と信じる宝太郎(ホークン)の心の葛藤と挫折（からの立ち直り）が描かれるのか？　と思いきや、別にそんな事もなく。

　まあ第3話で（自らの意思でホークンに襲いかかった）アッパレブシドー(サムライル)に斬り殺されそうになっても「俺のせい」って言ってたぐらいですから、そう簡単に心は折れないのかもしれませんけど。

　この辺りのフォローがきちんと成されるかどうか、次回の展開に注目したいと思います。

　
　そういやコレもふと思いましたが、ホークンがあそこまでケミーを妄信するのは、幼少期にケミーと出会った時の記憶が深層心理にうっすら残っているせいなのかも？