それはささやかな贅沢のはずだった。
気が付けば初夏の風吹く公園の昼下がりに僕は蹲っている。
わんぱくな子供達が遊ぶ声を聞き「ぎゅるる」寝返りを打ち始めたお腹の中のカレーライス。
すぐに煮え滾る怒りに変わり出口を求めて駆け巡る。
「鬼ごっこしようよ」
僕がトイレに駆け出すのと少年たちの合図は同時だった。
訳・カレー食った後公園で腹痛くなってやばかった
それはささやかな贅沢のはずだった。
気が付けば初夏の風吹く公園の昼下がりに僕は蹲っている。
わんぱくな子供達が遊ぶ声を聞き「ぎゅるる」寝返りを打ち始めたお腹の中のカレーライス。
すぐに煮え滾る怒りに変わり出口を求めて駆け巡る。
「鬼ごっこしようよ」
僕がトイレに駆け出すのと少年たちの合図は同時だった。
訳・カレー食った後公園で腹痛くなってやばかった
手に力が入らない。ものが掴めない。
意識が朦朧とする。
なのに手はある地点の往復を繰り返している。
目の前の人の話を聞いていられない。
意 酔って眠い
どうして、どうして。私は手を握りしめてむせび泣いた。ピコンと鳴る携帯の通知を無視したままで、ごそごそと鞄を探る。あった。あったのだ。でも、ほんの一瞬、遅かった。間に合わなかった。。
涙で歪む視界を甘受する。二度と、二度と同じ過ちは起こさないと決めていたのに
また大切なものを失ってしまったのだ、他でもない自分のせいで。でももう、前を向いて今できることをこなしていくしかない。私は荒れる心をそのままに、静かに手を動かした。
意:ちゃんとやってあった課題を提出だけ忘れて大切な平常点を失った
天使たちが踊る中、謎を解き明かす。騒がしい青年たち。不可解な点はあと1つだと言うのに。
サイゼリヤでまちがいさがししてる
その日はとても暑かった。
アイスクリームを食べていたなら一瞬で溶けてしまうかのような。
いや、もっともっと異常な暑さだ。
たとえ冷凍庫にアイスクリームが入っていようともそれが溶けてしまうほどに。
だからそう、誰かが食べてしまったからアイスクリームがなくなってしまったわけではない。
異常気象の犠牲故にアイスクリームはなくなってしまったのだ。
やがて異常気象は私の凍てついた心までも溶かしいった。
一言。
「すまなかった」
意 アイスクリーム食べてしまった
「これで最後にしよう」終電待ちのホームで恋人達が別れを告げるよう粛々と、そしてある種の決意を持って購入画面に進んだ。
何かが僕の大事なものが抜け落ちてしまった。そんなスースーとした透明な確信。
残りの人生という残高をすり減らしながら、けれど僕は一抹の切なさと期待を胸に明日という日を待っている。
(Amazonポチった)
体が鉛のようだ。さながらナマケモノにでもなってしまったかのように、緩慢に動く。ああ、今日が消えそうだ、まだやり残したことがあるというのに。
闇夜の中で煌々と輝く白い光を私はもはや享受することができない。
(眠い)