アメリカ RankII 艦上戦闘機 F4F-4 Wildcat(ワイルドキャット)
概要
F4F-3から派生するRankIIのアメリカ海軍艦上戦闘機。
F4F-3との違いは12.7mm機銃が2丁増設されて合計6丁になった事と、機体各部への防弾装備の追加、そして主翼への折り畳み機構追加である。なお追加装備による重量増のため、F4F-3と比べて若干運動性が低下してしまっている。
機体情報(v2.21.1.11)
必要経費
必要研究値(RP) | 9,200 |
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機体購入費(SL) | 22,000 |
乗員訓練費(SL) | 6,300 |
エキスパート化(SL) | 22,000 |
エース化(GE) | 180 |
エース化無料(RP) | 190,000 |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 640 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 3.0 / 3.0 / 3.0 |
RP倍率 | 1.18 |
SL倍率 | 0.4 / 1.4 / 2.1 |
最大修理費(SL) | 870⇒1,092 / 3,110⇒3,906 / 3,810⇒4,785 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
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最高速度(km/h) | 498⇒538 / 481⇒517 |
(高度5,600m時) | |
最高高度(m) | 8,500 |
旋回時間(秒) | 20.9⇒18.9 / 21.8⇒19.9 |
上昇速度(m/s) | 11.6⇒18.9/ 11.6⇒14.0 |
離陸滑走距離(m) | 258 |
エンジン型式 | Pratt & Whitney R-1830-86 |
最大出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
離陸出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
毎秒射撃量(kg/s) | 3.23 |
燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
限界速度(IAS) | 826 km/h |
降着脚破損速度(IAS) | 320 km/s |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)420 km/h, (離陸)420 km/h,(着陸)420 km/h |
主翼耐久度 | -4G ~ 13G |
レーダー
なし
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm M2 Browning 前期ベルト | 既定 | T/Ball/I/AP | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 |
汎用 | AP/AP/AP/T/I | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 | |
地上目標 | T/AP/AP/AP | 26 | 25 | 19 | 12 | 0 | 0 | |
曳光弾 | T/T/T/AP | 26 | 25 | 19 | 12 | 0 | 0 | |
ステルス | AP/I/AP | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 |
追加武装
分 類 | 名称 (爆薬量) 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
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最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
B | 100lbs bomb | 2 | -7/-14/-14 | -0.2/-0.1/-0.1 | +0.0/+0.0/+0.0 | 40 | Mk.41 | - |
爆弾
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
100 lb AN-M30A1 | 45.35 | 24.5 | 79 | 2 | 67 |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | 560 | 1100 |
ラジエーター | |||
12mm弾薬ベルト | |||
II | コンプレッサー | 630 | 1200 |
機体 | |||
Mk.41 | |||
III | 主翼修理 | 700 | 1300 |
エンジン | |||
新しい12mm機関銃 | |||
IV | インジェクター交換 | 1400 | *** |
カバー交換 |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
USS Ranger | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | △ |
USS Santee | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | △ |
研究ツリー
解説
特徴
F4F-3に機銃を二挺増やした機体。火力がP-40と同等になり、敵機を一度射線に捉えれば強力な火力によりあっと言う間に撃墜できる。
しかし重量増により、上昇、エネルギー保持率、加速、運動性が低下している。
ゲーム的に最も違いを体感できるのは機銃の増設だろう。
6丁の12.7mm機銃はRank2の機体としてはなかなかの大火力である。
但し機銃が2丁増えたにも関わらず弾数の増加はたったの40発であり、相対的に見てF4F-3より弾切れが早い点には注意が必要。しっかり狙ってから撃とう。
BRが高いため格上マッチに放り込まれる事が多くなるが、攻撃力に関して不自由を感じることは少ないだろう。
機体性能が下がってるのにBRも上がってるので強力な敵と当たり機体性能、特に上昇と加速と速度面で不満を覚える。
ちなみに高度4,700m以上ではWEPが使用できなくなるので注意
総じて評価するならば、F4F-3より火力を増やした代わりに機体性能を悪化させたような性能で一撃離脱するにも上昇で苦労し、史実でのライバルである零戦やBf109、スピットファイアなど格上BRにはよほど好条件がそろわない限り格闘戦も一撃離脱も通用しないと考えた方が良いだろう。
※アップデートにより、大戦初期の機体である本機は史実通りの仕様に改定された為M8徹甲焼夷弾を没収されてしまった。*2代わりにM1焼夷弾の発火率がBuffされたので嘆く必要はあんまりない。
汎用ベルトの場合、/徹甲弾/徹甲弾/徹甲弾/曳光弾/焼夷弾/の順番なので5発ごとに焼夷弾が発射されそれまでは徹甲弾を発射する為BR3.0台では火力不足気味である。
ステルスベルトは/徹甲弾/焼夷弾/の順で徹甲弾と焼夷弾を交互に撃ちだせる為ぜひ装備したい。
立ち回り
【アーケードバトル】
ある程度格闘戦はこなせるので、積極的に格闘戦を挑んでもいいだろう。
ただし、スピットや日本機が相手になると厳しく、これら運動性が高い相手にはむやみにドッグファイトをするのはやめて味方機を追って後方に注意がいって居ない時を狙おう。
6挺の12.7mm機銃が繰り出す持続火力は高く焼夷弾の発火率に優れる。
また、100ポンド爆弾が2発搭載できるので地上攻撃にも参加できる。
【リアリスティックバトル】
アメリカ海軍機の中では低速時の運動性が良好なので格闘戦でも立ち回れる・・・のだが、エンジン性能が低いのかエネルギー保持はかなり低い。
格闘戦に固執するとあっという間にジリ貧になり、却って自分が不利になる。加速や水平速度がかなり低く、逃げられたり逃げているのに追いつかれたりする。
上昇率が14m/sと表記されてるワリには登るのに非常に時間が掛かる上、WEP使用時間も短い。一撃離脱を仕掛けるには迂回上昇をしよう。
ここで気を付けたいのが、機銃である。装弾数はF4F-3の1400発とあまり変わらないままM2HMG×6(装弾数1440発。すなわち一挺辺り240発と前身のF4F-3の一挺辺り350発より大きく低下している。)と増えたのであんまり何も考えずに撃っているとあっという間に弾切れが起こる。
本機より昇り高速なBf109系のE-3型、E-4型、F-1型などが上空から一撃離脱を仕掛けてこないか用心し、こちらの性能を凌駕するBf 109 F-4には特に警戒しなるべく関わらないようにします。
マッキC.202EC・C.205 serie 3は恐ろしい火力を持ち一発で機体が千切れるほどなので対峙する時は一発も貰わない覚悟で。
日本の零戦二一型との戦闘は気合が入るでしょうが危険な相手なのでエネルギー優位での一撃離脱を徹底します。
天敵試製雷電には最大の警戒を払ってください、こちらの倍も上昇し小回りも効き、弾道の良い20mm砲2門を持ち高速で一撃離脱を仕掛けてきます。試製雷電には複数の味方と連携しましょう。
手動エンジン管制(MEC)を行なう場合、過給機ギア切換え高度はスロットル100%なら1,850m、WEP状態なら1,450mあたりで2速へ
3速へはスロットル100%が4,200m、WEPなら4,350mで切替えます。
【シミュレーターバトル】
高い旋回性能で、日本機やスピットファイアの旋回に一周だけなら食いつける、米軍屈指のターンファイター。
舐めて旋回戦にのってくる場合が少なく無いので、返り討ちにしてやろう。
とは言え、低い上昇力とエネルギー保持率のせいで、戦いが少しでも長引くと逃げるしか手がなくなる。
交戦前に援護要請は忘れずに。
なお、中翼とファストバック式コクピットの為、視界はあまり広く無い。
史実
F4F-3の改良型。M2ブローニング12.7mm機関銃を二門増設し、火力の向上を図った。また、F4F-3が艦上機なのに固定翼だったため主翼が折りたためず、格納庫内ではなにかと不便だったので主翼を折り畳み翼に変更している。
しかし、これらの改装を施しても装弾数がさほど変わらないうえに、重量も増えてパイロットからは不評だった。
史実ではミッドウェー海戦までには海軍において全機F4F-4に機種変更されている。(ミッドウェー海戦では海兵飛行隊であるVMF-221のみF4F-3を1942年8月まで引き続き使用)
ミッドウェー海戦直前に、サッチ少佐が無線を生かし2機で編隊を組み囮機で引きつけた零戦を僚機が奇襲攻撃するといったサッチウィーブを考案、初めて実戦で使用された際にはF4F-4が6機vs零戦15機の空戦でF4F-4 1機の撃墜に対し零戦5機(日本側記録)が撃墜されている。
また、ミッドウェー海戦自体では零戦13機が空戦により撃墜された(ただし、F4Fの戦果だけではなくF2A、SBDによる戦果も含まれている)のに対し、F4F-3/4は10機程度(基地、空母隊を含む。零戦との空戦による損害)とその防弾性能、生存能力を発揮している。
アリューシャン列島において零戦を鹵獲し、次々と零戦の弱点が明らか(燃料タンクが防弾化されていない為燃えやすい、高速時では安定した操縦が難しい、急降下速度制限速度がF4Fより低いなど)になる中、ガダルカナルの戦い辺りで両者の戦いでは互いに損害を重ねながら互角の戦いをしている。
日本軍は機体の損失に対して補充があまり利かず、反面アメリカ軍は空母などを使い順次投入、また、零戦に対し単純な格闘戦を挑むことを禁止にして、サッチウィーブやダイブ&ズーム戦法を多用するなど、数と戦術で次第に零戦を圧倒しつつあった。
南太平洋海戦では、母艦に迫りくる日本海軍の艦爆、艦攻、零戦を相手に善戦、戦術では負けてしまうも日本海軍の機動部隊の攻撃隊を壊滅させている。
しかしF4U、F6Fが生産されるとF4Fは一線を退き、護衛空母による上陸支援に用いられるようになる。
零戦が後継機に恵まれず、各部を改修しながら第一線で運用されたのとは対照的である。
実はF4Fシリーズで生産最多なのはF4F-3でもF4F-4でもなくFM-2である。
F4F-4は護衛空母での運用には重量が過大で、軽量版として徹底的に設計が見直されたFM-2は、低空でならP-51にもさほど劣らないと言われた。
性能面ではパッとしなかったF4Fシリーズが傑作機と評価されるのはこのFM-2の功績が大きい。
FM-2は太平洋戦争でレイテ沖海戦などの重要な戦いにも参加し、終戦までに4人のエースパイロットを輩出している。
ちなみにミッドウェー海戦で大損害を出したF2A-3は第一線から下げて護衛空母に搭載する計画があった。
しかし生き残ったパイロットから「前線機ではなく練習機として使うべきという」大ブーイングを受け、練習機として使われるようになった。
むろんFM-2の完成がとどめを刺したのは言うまでもない。
零戦搭乗員の戦記や零戦を取り扱ったメディアにより、「F4Fは零戦より弱い」という評価を受けるが、性能で劣った点を通信や防御、戦術でカバーし零戦の好敵手として戦果を残している。
小ネタ
このページのコメント欄や、雑談ページなどでもF4F-3の方が乗りやすいという評価が散見するが*3、史実の方ではどうかというと、やはり重量増による機体性能の低下やすぐ無くなる弾薬、激しくなった射撃時の反動のせいでF4F-3から乗り換えたパイロット達からはブーイングの嵐だったらしい。また、捕獲した零戦との上昇能力を比較をした試験では、低空では負けていたが、高高度で抜き返したF4F-3と違い、終始零戦に負けていた。
とはいえ火力で言えば非常に強力なので、愛で乗り切ろう。
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外部リンク
コメント
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- 僅か12.7mm2門と引き換えにBRを0.7も上げられてしまった可哀想な子 -- 2016-07-18 (月) 11:36:25
- それでもF4F-3の上位互換って書かれてあるのはなんでなんだろうな。自慢の火力も機銃の配置が離れているからか実感しにくいし重量増加とBRの上昇から相対的に強くなったとは言い難い性能な気がする。悪くはないのだが。 -- 2017-05-30 (火) 21:14:00
- 史実欄を変更しました。F4F-3のとこにあったF4F-4の記述をこっちに持ってきただけですが。 -- 2016-08-06 (土) 19:29:34
- 弱っ!! -- 2016-08-08 (月) 14:20:42
- お前の頭がな。使いこなせてない証拠。 -- 2016-08-08 (月) 21:54:18
- お前の頭がな。使いこなせてない証拠。 -- 2016-08-08 (月) 21:54:22
- じゃ、コイツの使い方教えて下さい -- 2016-08-09 (火) 22:44:20
- ヘッドオンしたり一撃離脱したり格闘戦したりなんでも出来るやろ 格闘戦は日本機以外なら勝てる 5週以上すると完全に失速するから無理だなと思ったら相手が自分を追いかけるときに少しでも時間が稼げる方向にダイブ ダイブ性能はかなりいいからグラマン特有の硬さを信じて戦えばいい 逃げるときとかも対空砲が多い場所とか味方がいる方向に逃げるのがいいぞ 万能には程遠い性能だけど器用貧乏にはならないくらいの使いやすさだから一撃離脱しかり格闘戦だったりと自分の戦法にあう戦い方を見つけるべきやで(丸投げ) -- F4F-4大好き丸? 2016-08-10 (水) 04:38:46
- 一つ前のF4F-3と比べたら機銃2門と引き換えに上昇も旋回も下がってしかもBRが0.7も上がってるから、はっきり言ってこいつ使うより前のF4F-3乗って戦う方が100倍マシやで -- 2016-08-10 (水) 04:49:12
- 正直、ランクによるマッチング制限が無くなった今、BR3.0戦場はF4UとかP-47乗って戦う方がこいつなんかより遥かにマシな戦い出来るやで -- 2016-08-10 (水) 04:56:35
- 機体性能欄の追加。 -- 2016-08-19 (金) 00:10:11
- ランクマッチ制限がなくなる前からP-40乗ってた方がマシと思ったくらいの趣味戦闘機。今のバージョンでこいつ使う人いるのかな? -- 2016-10-07 (金) 06:54:54
- ここにいまぁす! 正直フォルム好きだからずっと乗ってる 格闘戦も強いからゼロと複葉機以外なら倒せるしRBなら速度制限がかなり高い設定だから戦いやすくて好き(昔同じ様なこと書いた気がする) -- 2016-10-07 (金) 16:29:13
- 課金でもいいからFM-2実装されたりせんかな? -- 2016-10-25 (火) 21:49:29
- ミッドウェーの史実欄を追記。両者損害数の出典元はミッドウェーに参加した米空母のアクションレポート及びオスプレイ・ミリタリー・シリーズのF4F本、丸のミッドウェー海戦の本です。 -- 2016-10-25 (火) 23:28:43
- 史実編集。さすがに零戦が嫌いとはいえ、零戦への敵対心が凄かったので柔らかく表現しといた。 -- 2016-10-26 (水) 01:20:05
- 乙です 私もさっき編集した際、どうするべきか迷いましたが、とりあえずそのままにしときましたが、やはり表現を変えても良かったんですかね? -- ひとつ上の木? 2016-10-26 (水) 01:31:17
- オススメのベルト教えてください! -- 2016-12-25 (日) 20:31:56
- ステルス -- 2016-12-25 (日) 21:07:30
- 汎用ベルトかステルスベルト。理由はどちらも焼夷弾系の弾が多く含まれ、継続して当て続けると敵機が燃えるから。RB以上なら弾道が見えやすいから汎用ベルト。ABなら撃ち続けても気づかれにくく、奇襲を予知してない場合は敵機の反応がワンテンポ遅れるステルスベルト。 -- 2016-12-25 (日) 21:14:50
- いけね。アップデートで変わってたんだ。ステルス一択。理由はベルト1本あたりの焼夷弾が多いため。 -- 2016-12-26 (月) 01:01:50
- お2人とも -- 2016-12-26 (月) 13:24:27
- 返信ありがとうございます! -- 2016-12-26 (月) 13:32:08
- m2は曳光弾とそれ以外の弾の弾道が結構違うから曳光弾目安に撃つと却って当たらんのよね -- 2016-12-31 (土) 10:35:09
- エンジンパワーが死んでるから縦旋回するとすぐに失速するんやな -- 2017-03-04 (土) 20:54:05