Tier 8 ドイツ 駆逐戦車 Ferdinand(フェルディナント)


ドイツTier8駆逐戦車。
Tiger Iとして採用されず不要となり余っていたTiger (P)の車体を車体正面装甲は100mm増加させるなどの改修をして90両生産された。
史実では度重なる機器の故障に見舞われ、さらには維持が難しいなどと機械的信頼性が著しく低かった。また大重量ゆえ悪路での取り回しが悪く、回収も困難であった。これらの理由により史実で活躍する事はなかった。
…などとされていたが、近年発見又は機密解除された新しい資料によると敵50両対自軍2両などの劣勢状況(普通に絶望するレベルの戦力差)でも30両撃破するなどなかなかの戦果をあげていたようだ。さらにその巨体と砲撃音から敵兵は恐れをなしており、全くと言って良いほど撃破されることがなかった。(基本は地雷や燃料不足などで破壊、放棄しており、撃破された場合もほとんどパーツの過度な消耗からくる動作不良や故障による物であったようだ。)
直近90日の平均勝率:49.23%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v6.2.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
Ferdinand | VIII | ドイツ | 駆逐戦車 | 1400 | 200/80/80 | 30 | 65.9 | 2,570,000 ![]() |
---|
武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VIII | 8.8 cm Pak 43 L/71 | 10.82 | AP APCR HE | 203 237 44 | 220 190 270 | 2380 2056 2921 | 0.32 | 2.3 | 50 | 0 ![]() 4400 ![]() ![]() 0 ![]() | 2,562 | +14° -8° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VIII | 10.5 cm Pak L/52 | 7.59 | AP APCR HE | 215 265 60 | 310 260 420 | 2353 1973 3187 | 0.34 | 1.7 | 40 | 0 ![]() 4800 ![]() ![]() 0 ![]() | 3,000 | ||
X | 12.8 cm Pak 44 L/55 | 5.00 | AP APCR HE | 246 311 65 | 460 390 600 | 2300 1950 3000 | 0.35 | 2.5 | 30 | 0 ![]() 4800 ![]() ![]() 0 ![]() | 3,480 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Ferdinand | - | 26 | 240 | - |
射界 | 左15°/ 右15° |
---|
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
VI | 2x Porsche Typ 100/1 | 600 | 20 | 670 |
---|---|---|---|---|
VII | 2x Porsche Typ 100/3 | 720 | 20 | 720 |
VIII | Porsche Deutz Typ 180/2 | 840 | 15 | 720 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VII | Ferdinand | 68.95 | 18 | 20,750 |
---|---|---|---|---|
VIII | Elefant | 68.95 | 21 | 20,550 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
- Loader
派生車両
関連:Elefant
開発ツリー
Jpanther | ━ | Ferdinand 77,500 ![]() | ━ | ![]() 8.8 cm Pak 43 L/71 | ━ | ![]() 10.5 cm Pak L/52 16,800 ![]() | ━ | ![]() 12.8 cm Pak 44 L/55 63,000 ![]() | ━ | Jagdtiger 160,000 ![]() 3,450,000 ![]() |
━ | ![]() 2x Porsche Typ 100/1 | ━ | ![]() 2x Porsche Typ 100/3 15,000 ![]() | ━ | ![]() Porsche Deutz Typ 180/2 38,750 ![]() | |||||
Tiger (P) | ━ | |||||||||
━ | ![]() Ferdinand | ━ | ![]() Elefant 14,550 ![]() |
:必要経験値
解説
ドイツTier8駆逐戦車。
装甲厚はこれまでの実に2.5倍と急激な進歩を遂げて本車からドイツ駆逐戦車ルートは本格的な重駆逐戦車のルートとなる。
そして遅い。ヤークトパンターや他国の駆逐戦車に慣れている状態で使えば、あまりの遅さに(悪い意味で)驚愕すること間違いなし。
装甲
車体、戦闘室共に垂直200mm装甲で、切り欠きも弱点ではないが、Tier8ではさほど頼れない。強気に出られる状況と相手を見極めることが装甲を活かすうえで重要になってくるだろう。
最終砲に換装すると実質400mm装甲の防楯が装備されるが、戦闘室正面が広いため車体を振るなどして撃たせる必要がある。
射角が広く、駆逐戦車としては車体を傾ける昼飯・豚飯などの防御姿勢を取りやすいが、側面の装甲は80mmとやや脆く、傾けすぎると貫通されてしまうので注意。
また、戦闘室内部が弾薬庫まみれなので、常に敵に対して車体正面を向けよう。
主砲
引継げる砲はいずれも力不足であるので早急に換装しよう。
▷12.8 cm Pak 44 L/55
最終砲は駆逐戦車として十分な単発と貫徹力に加えて良好な精度・照準時間を持つ優秀な主砲である。
JPanther IIの最終砲と同一のものであるが、全体的な防御力の向上の代償か照準時間やDPMが劣っており同格の中ではDPMはやや低め。しかし全体的に見れば単発火力や精度などのバランスに優れている。
地味な長所だが、通常弾のAPは距離減衰が同格トップクラスに少ない。但し、弾速は遅いため拡張パーツで補おう。
課金弾の貫徹力も311mmと格上の重戦車にも余裕を持って対抗可能。
俯角が-8°、左右の射界が15°と広く、扱いやすいのも特徴。
なおver10.3にてタングステン砲弾が追加された。単発火力をさらに増強できるため、ぜひ搭載を検討しよう。
機動力
最終エンジンを開発するまでは非常に鈍重な機動力に悩まされる。
最終エンジンに換装することで味方重戦車との随行をこなせる程度にはなる。
前身から旋回性能は大きく低下しており、後退も遅い。
接近されるとなす術がなくなるので、位置取りや味方との連携を常に意識して立ち回ろう。
立ち回り方
175mm族をはじめとした格下等に対しては最前線に出て攻撃的に戦える。装甲を活かせそうな戦線があれば前に出てもいいだろう。
貫通力が200mmを優に超えてくる格上戦では大人しく後方でハルダウンなどして守りを固めつつ支援しよう。
前線が突破され機動戦に持ち込まれると重戦車の相手も苦しいので、前線の味方の状況に応じて前に出る判断も必要になる。
Jagdpanther IIとの違い
- 装甲:車体はFerdinandの圧勝。一方で戦闘室正面装甲はFerdinandではあまり頼れないが、Jagdpanther IIはかなり頼れる。市街地戦ならばFerdinandに軍配が上がるが、ハルダウンさえできればJagdpanther IIの方が弾を弾けるだろう。HPはFerdinandの方が300ほど高い。
- 砲性能:Jagdpanther IIの方が装填時間が約1秒早いがFerdinandの方が俯角や射角に優れる。どちらも差は小さいため誤差レベルであると言える。
- 機動性:Jagdpanther IIの圧勝。
特徴
長所
- 単発、貫通力が優秀な最終砲
- 格下には有効な装甲
- 駆逐戦車としては非常に広い射角(左右15°)
- タングステン砲弾を搭載可能
短所
- ティア8では過信できない装甲
- 機動性が低い
- 遅すぎる(初期&中間エンジン)
- 車高が高く、被弾面積が大きい
- 課金弾を使われると大きな弱点となる戦闘室正面
- 低めのHP
初期の研究
- 砲、エンジンのどちらかでも初期状態ではまともに戦えないため、Jagdpanther、Tiger (P) (VK 30.01 (P)でも可) でそれぞれ砲とエンジンを中間まで進めておくことを勧める。
- まずは最終砲、最終エンジン(VK45.02 Aでも開発可能)の研究を優先的に進めよう。
歴史背景

対ソヴィエト戦目前の1941年、ヒトラーは機甲師団の先鋒に火力が高く、装甲も厚く最高速度40kmの装甲車両を求めた。開発はヘンシェルとポルシェ、両社の競作となり、1942年ヘンシェルからはVK 45.01 (H)ポルシェからはVK 45.01 (P)が披露されました。ヒトラーはポルシェ博士を気に入っており、ポルシェ社のVK45.01(P)を推していたが、自前のエンジンの他に外付けの発電機がないと動けなかったり、挙句炎上するなど惨憺たる結果に終わり、試験に敗れてしまった。しかしヒトラーは、例によってポルシェ博士を気に入っており、このVK45.01用の装甲板、砲塔を試験前に90両分調達してしまった為、砲塔はヘンシェル社の車両に搭載されることが決まり、余った車体は、8.8 cm Pak 43 L/71砲搭載のTiger(P)戦車駆逐車の改造が施されることとなった。
装甲は正面100ミリ+追加装甲100ミリの重装甲(計画だとさらに車体下部も追加装甲を装着する予定だったが、既に重すぎるので断念)戦闘室も200mmあり、名前はフェルディナント・ポルシェからフェルディナントと命名された。
実戦に投入されたフェルディナントはティーガーと遜色ない程にソ連戦車兵にショックを与え、ドイツの自走砲自体をなんでもフェルジナント(ロシア語でフェルディナントの意味)と呼ばせるほどだった。(しかも公式報告書に「フェルジナント撃破」と表記されているものが殆ど他自走砲や突撃砲なので生産数より撃破数の方が圧倒的に多いという不可思議な事態が発生する)
1943年7月のクルスクの戦いに投入されたときは、8月6日までに敵戦車502輌と野砲約100門、対戦車砲20門を撃破するという凄まじい戦果を挙げた。
しかし無敵だったという訳でもなく、重砲の曲射によってエンジングリルを撃ち抜かれたり、大重量からくる悪路での取り回しの悪さとそれによる回収作業の困難さ、半月に1度のオーバーホールが必要な点など、大戦中盤の補給等後方支援がしっかりしている多少余裕のある時こそ18t牽引車を5両連結して回収する荒業などの努力により問題なく稼働していたが、戦況の悪化につれて回収が困難になるケースが多く、大半が乗員自らの手によって爆破処分された。
そのような弱点はあったものの、VK45.01Pと同様のガス・エレクトリック方式によりティーガーの故障の主な原因の1つであるトランスミッションを搭載していないことによる故障の減少、それによりギアチェンジの操作が不要になるなどの利点があり、むしろトラブルが少ないという運用部隊の報告もあった。
クルスク戦の後に、残存のフェルディナント重駆逐戦車は全て第653重戦車駆逐大隊に配属され、前線から引き上げられて車体前部の機関銃の追加、偵察能力向上の為のIII号突撃砲用のキューポラ追加やエンジングリルの強化、発電モーターの改良、走破力向上の新型履帯などが施されエレファントと改名、終戦まで闘い抜き、中にはベルリン防衛戦に投入されたものもあった。
フェルディナント/エレファントは古い資料では「鈍重で使えない」「失敗兵器」などとする資料が多かったが、1990年代以降に新たに発見されたドイツ側の運用資料、ソ連側の調査記録などから、実際は電気モーターの故障などのトラブルはさほど多くなかったことや、戦闘力の高さが敵味方共に評価されていることが判明している。
グデーリアンの作成した報告書では、多少の損害を出しつつも常に目標を達成した。と述べられており大隊所属の指揮官は、突撃砲に並び最高かつ最強の兵器である。と報告されている。
よくクルスクの戦いで歩兵の肉薄攻撃に弱く、大損害を出した。というイメージが着いているが、実際だと歩兵は発砲音と巨体に恐れをなして近づくことすら出来ず、歩兵の手によって完全に破壊されたものは夜間の奇襲による一両のみであったことがいい例である。
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
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