令和5年1月9日(現地時間)、岸田総理は、フランス共和国のパリを訪問しました。
総理は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)のオドレー・アズレー事務局長による表敬を受けた後、ファビウス憲法院院長と懇談を行い、続いて、国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長による表敬を受けました。
次に、ノートルダム大聖堂を訪問し、その後、共同記者発表を行いました。
(今回の外遊に対するG7議長国としての目標及び意気込み、バイデン大統領との議論の内容及び目指す成果について)
前日の記者会見で、首相は次のように述べた:
まず、これからフランス、イタリア、英国、カナダ、米国を訪問します。G7各国と胸襟を開いて、そして個人的な信頼関係をより深める、率直な議論をしていきたいと思っています。そして今ロシアによるウクライナ侵略を始めとする厳しい安全保障環境の中にあるということ、また世界経済も下方リスクの可能性に直面をしてるということなどの現下の情勢について共通認識を持った上で、G7議長国としての考え方を示し、連携を確認してきたいと思っています。法の支配あるいはルールに基づく国際秩序を守り抜くのだという基本姿勢を確認することが重要であると考えています。そして御指摘のように、総理に就任してから初めてワシントンDCを訪問いたします。その際のバイデン大統領との日米首脳会談は、G7の議長国としての腹合わせだけではなく、先般、国家安全保障戦略を始めとする安全保障3文書を改定しました。そしてその裏付けとなる防衛力の強化の具体策を明らかにしました。それから間を置かずして行われる日米首脳会談です。是非改めて日米同盟を強固なものにしていく、さらには日米で協力して自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて努力をしていく、こうした方向において緊密な連携を確認する貴重な場になると思いますし、そうした日米の姿勢を国際社会に向けて発信する、こうした貴重な機会にもなる、こうした首脳会談であると認識をしています。
出典: 外務省ホームページ、首相官邸ホームページ