おりおりドンキー

博士の2次創作ss / 1

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博士の2次創作ss 2023/04/30 (日) 22:20:59 8a143@cc7a5

博士は弱いからな」
「そうですね。でも、そんな博士だからこそ、僕はついていくんですけどね」
「そうだな。まあ、頑張れよ」
「はい!」
こうして、俺は新たな目標に向けての第一歩を踏み出したのであった。……というか、こいつら俺の話聞いてなかっただろ……。まあいいか。
「それじゃあ、早速新しい魔法を創ってみようか!まずはイメージするところからだぞ!」
「はい!分かりました!」
「うむ。では、私は少し休憩させてもらおうかな」
そう言うと、博士は椅子に腰掛けてコーヒーを飲み始めた。さっき飲んだばかりなのに、もう飲み終わったのか?どんだけ喉乾いてたんだよ。
「よしっ!やるぞー!」
「おお!その意気込みだぞ!」
「頑張ってください!」
二人に見守られながら、俺は目を閉じてイメージを始める。
(どんな魔法が良いだろうか。空を飛ぶ魔法とかカッコいいかも)
俺は空を自由に飛び回る自分を想像しながら魔力を込めていく。すると、体がふわっと浮く感覚がした。どうやら成功したようだ。
「やったぞ!成功だ!」
「おめでとうございます!これであなたも魔法使いですね!」
「ああ!ありがとう!二人とも!」
嬉しくなった俺はその場でくるりと一回転してみせる。うん。やっぱり夢だった空飛ぶ魔法を使えるようになって嬉しいな。
「おぉ!すごいじゃないか!もうコツを掴んだみたいだな!」
「はい!なんか体が軽くなった気がします!」
「うむ。その調子ならすぐに色々なことができるようになるだろう」
「えへへ。早く色んなことできるようにならないかなぁ」
俺はこれから自分ができるであろうことを想像する。まだあまり思いつかないけれど、きっと楽しいことがたくさんあるはずだ。
「そういえば、二人はなんでこんな森の奥に住んでいるんですか?」
「それは……あれだ!ここの方が落ち着くからだよ!」
「そうなんですか……」
嘘ついてるよねこれ。絶対何か隠してるよね。でも、話したくないことかもしれないし無理には聞かないでおくか。いつか話してくれるといいんだけどな。
「さて、そろそろ帰ろうと思うのだが、出口まで案内しよう」
「本当ですか!?助かります!」
「それでは行きましょうか」
俺たちは三人並んで歩き出す。しばらく歩くと大きな木が見えてきた。あの木の上の方にある穴の中にいるらしい。結構高いところにあって登るの大変そうだな……。どうやって登ったんだろ。
「それじゃあ気をつけて帰るのだぞ」
「またいつでも遊びに来てくださいね!」
「ああ!今日は本当にありがとう!」
「いえいえ。こちらこそ楽しかったですよ」
俺は二人の手を握って感謝を伝える。二人がいなかったら今頃俺はここにいないわけだし、ほんとに感謝してもしきれんな。
「それじゃあまた来るよ!」

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