おんJ艦これ部Zawazawa支部

おんJ艦これ部町内会 / 87

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名無しのおんこれ部員@Zawazawa 2016/10/09 (日) 23:25:26 8f50c@b8f1a

昨日、航空会社のパーティーに招かれた。
といっても本来はCAとその上流の部門で開かれるものなのだが、私と旦那も招かれた。瑞鶴に招待されたからである。
やや光沢のあるジャケットを使ったスリーピース、いつものように短く切られた髪、胸元の蝶ネクタイと完全に出で立ちは男性。振る舞いもさり気なく豪快になっている気がする。
私は無難に黒でまとめたけど。

で、ヒトナナサンマルにパーティー会場に到着。旦那は都会の真ん中のホテルの催事場をこしらえたようだ。ホテルの従業員に招かれて、中に入る。
パーティーは立食形式。CA中心の食事会のため、女性が大半だ。中身は女性だが、服装のために男性にしか見えない旦那は自ずと注目が集まっていった。
航空会社なためか、多国籍な料理が振る舞われていた。中華、フレンチ、ドイツ料理、イタリアンとたくさんの種類の料理がテーブルごとに用意されていた。

私は瑞鶴や加賀とその知り合いである葛城を見つけたので話し掛けてみた。瑞鶴には私のおかげでCAになれたことをしきりに感謝されていた。それで今回のパーティーにも誘ったようだ。最近瑞鶴にも後輩ができたことを自慢げに話していた。こうワイワイ女子会をしていると、旦那がある出版社の幹部に捕まえられていた。自己紹介と名刺交換を済ませると向こうから用件を早速切り出された。

「貴方がこの航空会社を上昇気流に乗せた方と伺っております。その秘訣を是非とも弊社の新聞に記事として掲載して頂きたいのですが……。」
「うむ、見に覚えがない。私はこの会社との関係はただの個人株主でしかない。それ以上でもそれ以下でも、ない。それ以上のことはをまず妻に聞いたほうが早いだろう。」
「これは、失礼いたしました。」
旦那は軽くあしらった後、くいっとアイスヴァインを一口で飲み干していった。
「飛龍」
旦那は幹部ではなくその付き添いの女性に話しかけた。
「ん?なんですか?」
「知り合いに脚本家や劇作家はいないだろうか?今度の出し物はレビュー、つまり大衆演劇にするつもりなのだが、どのような題材にしようか迷っているんだ。是非、助力を頂きたくてな。」
「心当たりはあります。コンタクト、取ってみますか?」
「ああ、よろしく頼む。」
いきなり、旦那は飛龍の肩を叩く。
「飛龍、貴方は大成するはずだ。自分で自分の道を貫くんだ。」
「あ、ありがとうございます。」

あっというまにフタマルサンマル。パーティーが終わってしまいました。私は中華料理をたらふく食べてしまった気がする。
私は家に戻るけれども旦那とは都内の空港でお別れ。
旦那は福岡に空路で飛んでから泊まる予定。で、今日帰ってくるか明日帰ってくるかはわからないとのことだったが、今日帰ってきた。

今日はブルーベリーゼリーとコーヒーを嗜んでから旦那のほっぺをむにむにして寝よう。

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