おんJ艦これ部Zawazawa支部

おんJ艦これ部町内会 / 69

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名無しのおんこれ部員@Zawazawa 2016/09/05 (月) 19:50:27 8f50c@1c7c0

自室に戻って指輪を眺めていると全身が熱くなった。特に指輪がある左手の薬指が熱い。
いつの間にか自分は部屋を飛び出して中庭にいた。熱は一向に収まらない。
溶けてしまいそうだ。意識がもうろうとしてくる。ただ自身の中の力がひたすら奥底から湧き上がってくる感覚のみが鮮明にわかる。艦娘としての力だけでなく、魔法の力も例外ではなかった。
体が耐えきれない。そう思った瞬間、私からエネルギーが大量に放出された。
そこで記憶は途切れた。

目を覚ますと提督のベッドで寝かせられていた。
「貴方、どうしたの?」
「力が暴走したようだ……すまない。」
あの時以来、私は更に強力な魔力を身に付いた。おそらくは限界突破の力だろう。指輪を媒体として魔法を使うこともできるようだ。
「まさか……?」
「まさしくそれだ。魔法の力だ。以前は私の中でリミッターがかかっていたが今は枷が外されている。」
「じゃあ、また……暴走するの?」
「いや、大丈夫だ。今は自分で律することができる。」
提督は安心しただろう。私はベッドから立ち上がり、一礼する。
「それでは、失礼しよう。」
「待ってくれ。」
「なんだ?」
「旦那さん、秘書艦になってほしい。」
「なんだそれか、私は願ってもないことだ。快諾しよう。それにずっと貴方の隣に居ることができるからな。あと眠らずに執務することも容易い。」
「そうとなれば決まりだな。」
「ああ、ベストを尽くす。夫婦二人三脚で、頑張ろう。」

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