お酒作り
2016/12/21 (水) 23:34:35
29bdb@9ef70
師匠(せんせい)が走るくらい忙しい時期の師走。
実際は当て字とか、師匠ではなく坊主だとか諸説あるが、僕としては師匠は面白いんじゃないかなと思っているのでそういうことにしよう。
昨年まではのほほんとどこ吹く風だったうちの先生(妻)だが、今年はそうも言ってられないようだ。グラーフさんからの要望が多く、それを反映させようと考えているらしい。
「それでも本業のエッセイに全く支障が出てないから大したものよ! 担当として鼻が高いわ〜」と気楽な言葉を放つ飛龍も体重が落ちたとか言っている。
民間の即売会に某出版社が出展するということでその作品の推敲で慌ただしいらしい。
ああもういよいよ年末かぁ。
僕の仕事も忙しい。
麹が出来ていよいよタンクの中では酵母たちが発行してる最中。
その様子を常日頃記録、おかしかったら蔵の温度を調整するなど、鼻と目と耳、それに手。
五感をフル活用。
(他の職人さんには頭が上がらないなあ……)
ただ僕の小さな蔵ですら、お酒作りは一人ではとてもやりきれない仕事。僕の家でのお仕事に連れ添ってくれている職人さんたちには感謝の2文字に尽きる。
年が明けたら新酒、ひやおろしと出荷の時期。
火落ちの心配も無いし、今年はどんな味になるのかなと作り手ながら楽しみだ。
各々の事情を抱えながらも演劇の練習も大詰めだ。
雲龍は立ち上がって色々言うことも少なくなった、山雲も響く発声をしているし、飛龍も着ぐるみを着ながらも熱演している。
もう一人の愛娘と僕たちとともに戦ったアメリカの空母がいよいよ帰ってくるのだ。
僕も大道具の作成や照明の操作も慣れてきた、素晴らしい家族と仲間に恵まれているとアピールしたい。
そんな冬の日の夜。
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