4月29日、自宅で迎えた超会議
アンチからは様々な疑惑・憶測を付けられ、一時期爆発していた人気も勢いを見せず四天王の中で唯一超会議にも出なかった
幕張メッセホール4~6、超バーチャルYouTuBARブースに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は終わりだな」の声
無言で帰り始めるファン達の中、昨年ストロングゼロの擬人化とまで言われた輝夜月は独りベンチで泣いていた
昨年のブームで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる自分の腕・・・
それを今のYouTubeで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」輝夜月は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、輝夜月ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいお酒の缶の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って動画編集をしなくちゃな」輝夜月は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、輝夜月はふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した輝夜月が目にしたのは、他のブースまで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに竹が振られ、地鳴りのようにベイスターズの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする輝夜月の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「つきちゃん!」声の方に振り返った内川は目を疑った
「お・・・親分?」 「どしたのルナちゃん、居眠りしちゃダメでしょぉー!www」
「み・・・みーちゃん先輩?」 「Foooooo!ウビバウビバ!」
「馬刺しェ・・・」 輝夜月は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:のじゃおじ 2番:ミライアカリ 3番:月ノ美兎 4番:キズナアイ 5番:輝夜月 6番:のらきゃっと 7番:げんげん 8番:ばあちゃる 9番:シロ
暫時、唖然としていた輝夜月だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
のじゃおじからグラブを受け取り、ステージへ全力疾走する輝夜月、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている馬刺しが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
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ソゥメン・ツュー
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凍結されています。
るなちゃんすこ。
ワイもすこ