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これの元ネタなに?

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自分勝手だけれど
別れ際、わたしは彼に抱きついた

このままさよならして離れ離れになるなんていやだと思ったから抱きついたけれど

抱きついた彼の体が思ったよりも逞しくて暖かくて、ドクドクと脈打つ微か心臓の鼓動が聞こえて、彼の匂いがわたしの鼻孔を満たして
余計に彼から離れられなくなった

多くの人で賑わっていた駅の構内だったから
彼にすぐに突き放されるだろうと予想したのも束の間

予想に反して彼は右手をわたしの頭の上に回して左手をわたしの腰へ回してわたしを抱き寄せた

わたしは彼を驚かすつもりだったけれど、どうやらまた彼に驚かされてしまった様で

「このまま時が止まってもいいよ」なんて何遍も使い古された新婚カップルの常套句が口から漏れてしまったわたしの顔は酷く紅潮してしまったのだろうか

わたしのその酷く紅潮した顔を覆い隠すように彼はわたしをその屈強に鍛えられた胸板に押し当てるようにさらに強く抱きしめて

わたしの頭は脆く呆気なく壊れてしまいそうになった

彼は名残惜しそうにゆっくりとわたしの体から手を離していった

「じゃあな」
それだけ言って彼は改札を抜けていった

わたしは小さくなってゆく彼の背中を目で追いながらまだ手に残る彼の感触や温度、匂いを確かめた

今度会ったらわたしの気が済むまで抱きしめてやろうかと考える、いっそのこと彼を奪ってやろう、欲望の赴くままに蹂躙してやろう
なんて出来もしないことをうわ言のように呟きながら
今日も、一人善がり、一人喘ぐ

名無しさんと雑談
作成: 2017/11/04 (土) 17:59:37
最終更新: 2017/11/04 (土) 17:59:46
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名無しさんと雑談 2017/11/04 (土) 18:08:19 5a16d@f0a16 >> 1

どういうこと?

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パルプンテ 2017/11/04 (土) 18:06:11

ポエミーだな

4
ちゃむです 2017/11/04 (土) 18:17:47

それわたしが書いたポエム的なやつ…