約一年前に執筆した作品の昔の話。
側近 Hoaka_polaris
Hoaka
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そういえば最後に笑ったのはいつのことだったろう。
その子は空っぽになった僕の心をいっぱいに埋めてくれた。いや、埋めるどころかパンクさせたんだ。
「今まで誰の名前も呼ばないで笑わずに生きてきてごめんなさい。」
「本当にごめんなさい。」
「今までごめんね。」
「もう笑って生きていくからごめん。」
「僕がどんなに許しを乞いても許しを得られる人間ではないことは重々理解しております、しかしこれからは笑って生きていくのでのでせめて貴女の隣で生きることくらいはどうかお許し願います。」
自分でも理解できなかった。
だけど、ひたすら謝った。
「あれ?どうしちゃったの?けろくん!そんな深刻にならないで!だって君はもう優しいんだから。」
僕は理解できなかった。何故こんなに人に優しくできる人間がいるのだろう。」
そしてその子は僕のそばで生きることを受け入れてくれた。
その後、彼女は就職、僕は大学に進学した。
そして僕が大学を卒業した後、同居を始めた。
そして僕は彼女との時間を大切にするために家でできるアフィサイトを始めた。
ちなみに中学時代のことが今でも心のどこかで引っかかっている。だから僕はポケモンのアフィサイトにした。
もう昔のことなのにジュカインを馬鹿にされると今でも怒ってしまうよ。
この間、テレビを見ていたらドッキリ番組がやっていたんだ。“ヤンキーに大事なものを無理矢理取られる”って内容の。
僕はそれを見て中学時代の事を思い出して「暴力で物を奪うのやめてください><もーおこですよ」と怒ってしまった。
だけど彼女が止めてくれた。
自分一人だったらどうなっていたか分からない。
一人なら今頃TVぶっ壊してるわ!
とにかくこれから幸せな人生を送るんだ。
–完–
感動した
泣いた