IZANAGI ギルド掲示板 検索除外

2022年5月から6月にブロンズリーグにいたギルド。IZANAGIの前身。ギルドマスターはGrayさんで、ギルド最強メンバーでもあった。

kasetsuへの再結集

Burning Star　→　Sesiria Kingdom　→　AMATERASU　と改名しつつ、ブロンズ・リーグ上位を占めていたギルドが、ある日突然、内部紛争で解散した。自ら脱退したり、解散で放り出されたりしたメンバーの一部は、ギルド掲示板に集まった。5月30日に、その一人、Grayさんが作ったのがkasetsuである。仮設小屋の仮設。

kasetsuに再結集したメンバーは8人だった。解散のきっかけとなった事件で対立したabracadabraさんはHIYOKOに移った。同じくSesiriaさんは名前を変えて英語ギルドを転々とした。JAPANに入った将軍のGuren666さんなど、他ギルドに転入した人は多かった。1177さんはじめ、ギルド解散をきっかけにゲームをやめた人もまた多かった。

前のギルドではabracadabraさんがずば抜けて強く、1177さんがそれに次ぎ、3番手がGrayさんだった。主力の喪失と人数の減少があいまって、戦力低下は大きい。kasetsu唯一の強みは、どういう敵でもあきらめずに、連携して挑む高い士気だった。

新ギルド計画と勧誘

当時、軍師的立ち位置にあったgobgoblinが出した計画の第一は、他ギルドとの合同だった。昔も今も、ブロンズ・リーグには、中心メンバーが強いけれど、下位メンバーが攻撃に参加しないために得点が伸びないというギルドが多い。そうしたギルドのアクティブなメンバーと、全員がアクティブなkasetsuが合同すれば、強いギルドができる。とはいっても弱小のkasetsuに入ろうとするギルドマスターはいないだろうから、両方解散して新ギルドを作ることにしよう。こんなアイデアである。

逆に言って、アクティブでないメンバー多数と一緒になるのは避けたかった。それが既存ギルドに集団移住しなかった理由である。同じ理由で、加入限度を30くらいに下げて人数を増やすこともしたくなかった。唯一の強みがなくなってしまう。

計画の第二は、一人ギルドの強豪を勧誘することだった。予選リーグ一覧では見えないギルドも、ギルド加入画面で検索すると見えるようになるので、gobgoblinは毎週末にギルドを抜けて勧誘にいそしんだ。

しかし、物事は計画通りにはいかないもの。よそのギルドに声をかけても、無視されるか丁重に断られるだけだった。勧誘活動からは、予選リーグのAAAから、ヒーロー20万、タイタン11万を擁するRubyさんが加入した。日本語の一人ギルドの強い人全部に声をかけた結果、kekusさんとNothingさんが加入したが、kekusさんはギルド戦に出ず、しばらくしてよそに移った。RubyさんとNothingさんはkasetsuの主戦力になったが、それでもあわせて約10人にしかならなかった。

10人でのギルド戦では、配置に空白ができる。kasetsuは戦えば必ず負けた。ところが順位のほうはブロンズ・リーグの真ん中あたりで、少しずつ上げていった。全員参加のkasetsuには得点力があるが、失点力も半端なかったということである。

IZANAGI発足、SAKIと合同

計画が停滞し、人数増加のめどがつかなくなったところで、ギルドマスターのGrayさんは、合流相手なしでの新ギルド移行を決め、メンバー募集をかねてサーバ掲示板に告知した。仮設からの正式名称は、ギルド名投票でIZANAGIと決まっていた。新ギルドでは、加入レベルを下げることになる。

6月23日、kasetsuはIZANAGIに改名した。ところがちょうどこのタイミングで、SAKIから合流の申し出があった。ギルドマスターのZolorさん以下、アクティブメンバー数人がSAKIから集団で移るという。ブロンズ・リーグ中位のSAKIは、人数が多く、わりとうまく回っているように見えたため、kasetsuからは声をかけていなかった。それでも、SAKIのほうでは、攻撃参加人数の不足に頭を痛めていたらしい。

SAKIの上位メンバーの強さは、kasetsuを軽く上回っていた。SAKIメンバーは数日後に続々と移ってきた。6月27日、合同メンバーでの初試合は、Ostholsteinerを相手に1200対21のパーフェクト勝ち。ブロンズ最強、そしてすぐにシルバー最弱となる新ギルド、IZANAGIの誕生である。