それから、おっちーさん。
以下、今夜のライブの補足にもなるので、こちらでシェアさせてください。
(ちょっと専門的な演劇の話になりますが。)
放送の中で「黄色」の信号という表現を頂きました。
演劇の稽古場で、俳優の演技が滞っている時(動けなくなったりしている時)は、この「黄色」のケースが多いです。
その場合は、そのシーンをさらに細かく刻んでいきましょう。
例えば「赤」という行動と、「青」という行動、二種類の行動が混在したシーンで、俳優が赤と青を切り分けきれずに「紫」と判断してしまう場合があります。
仮に「赤」は「右に行きたい」、青は「左に行きたい」という行動だとしますよね。
そうすると、それが混ざった「紫」は、「身動きが取れない」になってしまいます。
結果、演技や感情、行動がフリーズしてしまい、表現が成立しなくなります。
その場合、その「紫」を、「赤」と「青」に分解できるレベルまで、シーンを切り刻んであげましょう。(ビートとか、モメントという用語は、分かるかな? それを、シンプルになるところ、行動が派生するところまで、分解してあげます。)
そうすると、「紫」だったものが、「赤→青」と分解されるので、「右に行く、けど、やっぱ左に行く」という、「右往左往する」という行動として、表現が成立します。
結果的に、俳優の身体は自由になって、感情も出てきます。見ていても、そのキャラクターの葛藤が分かりやすくなるのは言うまでもありませんね。
これは、どんな役、どんなシーンでも必要なプロセスですし、演出面では、特にコメディなんかの場合には、とても有効になりますよ。
俳優の意識が「紫」(おっちーの言う、「黄色信号」)にならないよう、「いま、ここ」にフォーカスさせてあげれば、俳優が演じる役の人生は、途端に自由で活き活きとしたものになります。
…という具合に、僕の場合は、例えばこんな風に、演技法と宇宙の法則が繋がってます。
専門的な話でしたが、たまにはそんな演劇の話も面白いかなと思って、こちらにシェアしましたー。
ありがとうございます!!
最初に黄色信号の疑問を出したのは、みきさんだったのですが……まあ、どっちでもいいや。
とてもよくわかる話です。
現場で実践すると、もっとよくわかるんだろうな……。
今後活用します!!